緑の調律日誌

イベント情報

紅葉ゴンドラ9月28日(土)からスタート🍁

2024/09/27

こんにちは!白馬五竜高山植物園スタッフのひのきです。

最近の白馬は、急に秋が訪れたようで、夜は気温が13度まで下がり、肌寒さを感じます。実は私、白馬で秋を過ごすのは今回が初めてなので、この急な冷え込みに驚いています。やはり白馬は標高が高い山の中の村だと実感しますね。急いで上着を着たら、スタッフに「ちょっと早すぎるよ」と笑われてしまいました。

今日は秋のゴンドラ運行に関するお知らせです。
9月28日(土)から、紅葉ゴンドラとしてさらにゆっくり運転いたします。
いつも以上に、白馬五竜の秋の風景や白馬村の美しい景色をお楽しみいただければと思います。

さて、現在の植物園の様子もご紹介します。
エゾリンドウが見頃を迎え、鮮やかな紫色が青空と美しいコントラストを描いています😆

わたしも先日知りましたが、リンドウは長野県の県花だそうで、生産量も国内2位になっております。他にも、県鳥は雷鳥、県獣はカモシカなどがあるみたいです。
リンドウの漢字は「竜胆」と書きますが、これは昔、リンドウの根や根茎が中国や日本で薬として使われていたことに由来しています。その根が非常に苦かったことから、「竜の胆のように苦い」という意味でこの名前がつけられたそうです。

紅葉も少しずつ始まっており、葉っぱがところどころ色づいています。紅葉した葉を探しながら、宝探し気分で散策をお楽しみいただければと思います👀
涼しくなってきましたので、トレッキングもおすすめです。

一周約30分の自然遊歩道は木道が続くので歩きやすく、アルプス展望リフトを降りてすぐに散策が楽しめます。このエリアは蛇紋岩という特殊な地質のため、珍しい高山植物が見られる学術的にも貴重な場所です。

遊歩道のスタート地点にある地蔵のケルンでは、360度のパノラマビューが楽しめます。五竜岳や唐松岳だけでなく、白馬三山や戸隠まで見渡せる絶景ポイントです。自然遊歩道から1時間半ほど歩気、小遠見山まで上がれば空気が澄んだ日には遠くに富士山が見えることも。(ちなみに私はまだみれていません😭)

(2023年10月の写真です)

ここで白馬五竜リフトスタッフが教える地蔵のケルンでの写真の撮り方をお教えします。地蔵のケルンに空いている窓からは白馬三山が見えます。この窓をフレームのように使い、白馬三山を撮影すると、山とケルンの共演を美しく収めることができます。写真を撮るときはぜひ試してみてください。(⚠️写真を撮るときや山を見ているときは、十分に注意してください)

 

遊歩道散策の際は、足元に十分お気をつけください。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

秋が深まる、白馬五竜です

2023/09/15

9月中旬。秋も深まってきました!

2023年9月15日の植物園の様子をお伝えします!

朝は小雨がパラつく天気。

登山の方がチラホラ見られ、エゾリンドウがキレイに咲いています!

ノコンギクとオヤマリンドウ。秋の花が良く咲いています!

ノコンギク。秋を彩る野菊が、あちこちで咲いています!

植物園おすすめの「マツムシソウ群生地」。

秋の花が群生して見事に咲いてくれています!

マツムシソウは2年草。咲いたら枯れるのです。

植えっぱなしでは維持できないので、毎年のように苗を作って、植物園スタッフでメンテナンスをして、

しっかり咲くように管理しています!

ちょっと雨に濡れた感じも、いいですね!

アサマフウロ。大型の濃いピンクの花があちこちで彩りを見せてくれます!

サラシナショウマ。白いブラシのように見える花が面白いですね!

フシグロセンノウ。ブナ林のあたりで目立つ色の花を咲かせています!

種から増やした苗が、最近になってしっかり見られるようになってきました!

タテヤマウツボグサ。こちらは8月ごろから長い期間花を咲かせてくれています!

「湿った斜面」という難しい環境を整備し、花が良く咲いてくれるようになりました!

雨の日には、雨の日ならではの景色が面白いですね!

アサギリソウ。ヨモギの仲間で、さわってみると柔らかい感じです!

朝の霧というか・・・、夜露、雨に濡れた姿も印象的です!

シラタマノキ。秋の見どころは、果実も面白いです!白い実がたくさんついています。

クロマメノキ。ブルーベリーに近い仲間で、見た目も味もそっくりです!

植物園は、雨の日でも植物管理の仕事をします。

コマクサ、シコタンソウ、イブキジャコウソウ、秋のうちに整理をして、次の夏にしっかり咲いてくれるように整備をするのです!

昨年から少しずつ整備を進めていた、植物園の新しい休憩場所。

ウッドチップも入り、完成が楽しみになってきました!

ハクサンイチゲ。本来は6月上旬の早期開園の花ですが、季節外れに咲いた花がありました!

コマクサ。6月上旬から咲き始め、7月が最盛期、8月も花が見られますが、

9月の今でも、新規に咲く花があるくらいです。

見られたら良し!くらいの気持ちで探してみてください!

イワツツジ。特に紅葉が早く、葉が色づいてきました。

植物園管理エリアの本格的な紅葉は9月下旬から。

これからの色づきが楽しみですね!

9月16日~18日(3連休) 学芸員ガイドツアー開催です!

植物園に精通した学芸員スタッフが、毎月テーマを変えて、植物園をフィールドにご案内いたします!

今回のテーマは「種子散布」。

下記案内ページもご覧ください。同日に「苔テラリウム」のワークショップも開催します!

https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/info/2023/4284

9月23日には、白馬五竜高山植物園が取り組む、生物多様性保全を紹介する講演会イベントも開催します!

こちらの機会も、ぜひお越しくださいませ!

・・・

秋が深まる白馬五竜高山植物園。

季節ごとの魅力を携えて、皆さまのお越しをお待ちしております!

 

夏の賑わい!8/11-13イベント開催中!

2023/08/11

お盆の期間が始まりました!

2023年8月11日の様子をお伝えします!

今日はいい天気!北アルプスも見えています!

8月11日~13日の期間、アルプス平広場で植物園イベントを開催しています!

無料のブルーハーブティーのお試し、

そして、葉っぱ叩き染め体験を行っています!

タデアイの葉っぱや、ギボウシの花などを利用して、木槌で叩きます!

夏休みの工作にもピッタリ!

素敵な作品を簡単に作ることが出来ます!!

アイデアしだいで素敵な作品が出来ますね!

高山植物の種子の無料配布も行っています!

今回はミヤマオダマキ。比較的育てやすいものを選んでいます!

毎月恒例の学芸員ガイドツアー!

植物園を熟知した学芸員スタッフがご案内いたします!

今回のテーマは、NHK朝ドラのモデルにもなっている、牧野富太郎の命名植物です。

まずはビジターセンターの展示で勉強をし・・・

屋外で実際に花を見ながらのガイドでした!

今日の植物園は、とても良い天気でした!

白いシシウドの花が植物園内で目立ちます!

リフトに乗りながら、カライトソウやヤナギランを楽しめます!

カライトソウ、猫じゃらしみたいな花で面白いですね!

コオニユリの目立つ花には、キアゲハが良く来ていました!

長野県の信濃の名がついたシナノナデシコ。良く咲いてくれています!

同じく、ナデシコの仲間、エンビセンノウ。

真っ赤な花が目を引きます!

アルプスの名花、エーデルワイスも、まだ見頃ですね!

ヒマラヤの青いケシは開花が終わりました。種子が育ちつつあります。

「7月」が、青いケシの見頃です。

来年も良く咲いてくれますように!

ちょっと、季節外れの花が咲きそうでした。

こういう発見も面白いですね!

石川県から来ていた皆さんでした!

標高1515mの植物園は、避暑地のような散策場所として最適です!

真夏の白馬五竜高山植物園、ぜひお越しください!!

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※「いがりまさしお花畑ストリートライブ」好評をいただいていますが、

機材トラブルにつき、当面の間、休演となります。

復帰しだい、ホームぺージ等でお知らせいたします。

お花畑ストリートライブ 今年も始まっています!

2023/07/18

自然系映像音楽作家いがりまさし氏による植物園ライブ。

7/12~8/27の期間で今年も開催です!

(一部休演日あり)

こんな感じのイメージで、花を見ながら、素敵な笛の音色が響き渡ります!

今日は山も見える晴天。多くのお客様が座りつつ、音楽が響きます!

自然に溶け込む音楽CDを販売していたり、

写真家としてのいがり氏に色々とお訊ねするチャンスでもあります!

ぜひとも夏の白馬五竜高山植物園へどうぞ!

【いがりまさしホームページ・撮れたてドットコム】

https://www.plantsindex.com/?fbclid=IwAR3o8WIOQeWHqbGk8VwiW0cCoporpcjEMJVbWPQDwcYHASYtB7e7UGqJ3ZM

演奏スケジュールはこちら。

7/12-8/27の期間、水曜を休演としつつ、休演予定日があり、

悪天候などの場合も休演となる場合があります。

 

 

【開催報告】絶滅危惧種の保全 成果報告会

2022/09/29

2022年9月25日(日)、26日(月)の日程で、
絶滅危惧種の保全 成果報告会 開催しました!

白馬五竜高山植物園の近年の取り組みを知っていただく講演会&見学会イベントでした。

絶滅危惧種をテーマとしつつ、

植物園による域外保全(栽培の事例)、現地の調査

ライチョウや高山蝶の食草の栽培などについても紹介させていただきました!

まず最初は私、白馬五竜高山植物園の坪井からの話とさせていただきました。

今回は主に「域外保全」がテーマです。もちろん「域内保全」も大切ですが。

白馬岳周辺での調査報告が主となる内容でした。

報告をする分、今まで注目されていなかった植物が知れることにもなりますので、この点は特に大切かなと思っています。

※ブログ記事最後の方に、講演スライドの主だったスライドを掲載しています。

会場には、絶滅危惧種の栽培苗、植物標本なども展示させていただきました!

百聞は一見にしかず。やはり実物を見ていただくのが良いのです!

(更なる実物は、午後の植物園見学会で見ていただきました)

左は、種子から育てた植物の標本。

右は、この夏採取したばかりの植物標本。国立科学博物館に送付前の貴重な標本でした。

今回は講演に先立ち、環境省信越自然環境事務所の酒向所長にご挨拶をいただきました。

丸山白馬村長にも、講演後にご挨拶をいただきました。

白馬における先進的な取り組みを広く知っていただきたいところです!

村井良徳氏(国立科学博物館 筑波実験植物園)による講演です。

全国的な調査の話題や、植物園として取り組む事例の紹介をいただきました。

尾関雅章氏(長野県環境保全研究所)による講演です。

長野県内の事例を中心に、県内、白馬の自然を再認識する内容を説明していただきました。

信州大学名誉教授であり、白馬五竜高山植物園の顧問でもある、土田勝義氏による講演です。

白馬五竜高山植物園との関わりや進展、過去から今まで行われている白馬の調査事例などについて説明していただきました。

東アジア野生植物研究会を主宰し、白馬五竜高山植物園の顧問でもある森和男氏。

講演や、講演の前後には数多くの貴重な書籍を紹介いただきました。

森氏所蔵の書籍のごく一部ですが、どれをとっても非常に価値のある事実が書かれています。

植物園見学会の前にも、書籍から見える先人の事例や、森氏の取り組む石川県の白山高山植物園の実情なども紹介していただきました。

植物園見学会はビジターセンター集合にて、まずはパネルで白馬五竜のことを知っていただきます。

そしてすぐ外にある絶滅危惧種の域外保全コーナーでの事例紹介です。

屋外に展示植栽する際の苦労、経験談など紹介させていただきました。

ストックで指す岩のあたり・・・白馬三山の形を模したのがわかりますでしょうか・・・!?

こちらは、高山蝶タカネヒカゲの幼虫の飼育の様子です。

指の先には・・・

まだ、これだけ小さい幼虫がいます。

食草の栽培と、越冬試験と、高山に近い植物園の環境で実施しています。

今年度からの取り組みなので、次年度以降も無事に育つことを祈るばかりです。

植物園の自然を再現したエリアについて紹介させていただいたり・・・

コマクサの管理手法など、植物管理の裏側についても紹介させていただきました。

今回は、平日、休日との2回にわけた開催を試してみました。

それぞれで30人ほどの方が来て下さり、白馬五竜の現状を説明させていただく大変良い機会になりました。

「成果報告会」と題した講演会イベントは、今後も継続していきます。

続けていくことで植物に関わる、興味のある方たちの交流の場ともなれば・・・と思っています!

今後も白馬五竜の取り組みについて、ご注目くださいませ!

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下記に、白馬五竜高山植物園の坪井によるスライドの大半を掲載します。

スライドだけでは伝わりきらない内容ですが・・・雰囲気だけでも感じていただけたら幸いです。

【2022年6月4日】早期開園、雪解けの高山植物たち!

2022/06/04

本記事の写真は、全て2022年6月4日に撮影したものです。

本日6月4日、白馬五竜高山植物園、今年度最初の開園日です!

早期開園:6月4、5、11、12、18、19日(土日)
通常開園:6月25日(土)~10月23日(日)

朝は山が見えませんでしたが、次第に北アルプスが良く見える天気になりました!

そして、植物園広場には、まだ雪が残っています!

雪の大谷、ではなく小谷とも呼ぶべき道も切ってあります!

ゴンドラを降りたばかりの場所で、雪に触ることが出来るのです!

6月は、雪解けに咲く珍しい高山植物が多い季節です。

今日も、植物大好きなお客様が多く来られているように感じました!

もちろん花だけでなく、新緑と残雪の景色を楽しむのも良いタイミングです!

外国の植物コーナー、スイスアルプス・ヒマラヤエリアの植物たち。

プリムラ・ロゼア

プルサティラ・ブルガリス

色も変化がありますが、毛をまとった姿もいいですね!

ソルダネラ・アルピナ

イワカガミダマシとも呼びますが、一株だけ花を咲かせてくれていました。

今度は、ブナ林の中の花たちです。

シラネアオイの大きな花が鮮やかです!

森の中に射し込む光が、シラネアオイをドラマチックに照らしてくれます。

稀に見られる白花もいいですね!

ツバメオモト

キヌガサソウ

サンカヨウ

サンカヨウというと、雨に濡れると透ける花、という姿が有名ですが、
ちょっと湿っぽい場所では、ちょっとだけ透けてるように見える花もありました!

サンカヨウは、雪が解けると本当にすぐに咲くのです。
数日前には雪だった場所では・・・↓

芽生えと同時にすでに蕾が見えています!

こんな感じで咲くのは来週くらいでしょうか・・・!

実は手前の雪山の下にはサンカヨウが植栽してあります。

雪山をつくり、開花を送らせているのです。

昨年にそれなりに数を植えたのですが、果たして今年はどれだけ咲いてくれるか・・・

また開花情報やSNSでもお伝えできるかと思います!

高山植物を自生地らしく植栽している、白馬連峰高山植物生態園。

ミネズオウ

イワウメ

チョウノスケソウ

コメバツガザクラ

イワヒゲも咲き始めました。

イワベンケイの新芽。

多肉質の葉が伸びていく様子は面白いのです。

自生地らしく植栽している生態園の山頂付近には多くのお客様が写真を撮ったりされますが・・・↓

この時期の最近のおすすめは、この場所です!

ハクサンイチゲ(白)、シナノキンバイ(黄)の組み合わせの花畑が、
北アルプスを背景に綺麗に咲くようになりました!

素敵な写真を撮られる知り合いの方が来園されていたので、モデルになっていただきました。
この場所は、いかにも高山植物らしい景観が見られる、特にオススメできる場所になっています。
↓ 色んな撮り方をしてみます。

キバナシャクナゲ こちらも雪解けすぐに咲き、咲き終わる植物です。

ウルップソウ

本州では白馬と八ヶ岳にしかない植物で、野生で出会うには残雪が多い季節の登山が必須ですが、植物園で気軽に見られるオススメの高山植物の一つです。

現在、咲き始めです。

6月11、12日の開園タイミングでもキレイに見られると予想します。

アルプス平自然遊歩道の、石畳の湿原。

まだ雪が残っていますが、解けた端からミズバショウが咲いてきます!

写っているリフトは、アルプス第三ペアリフト。

ゲレンデとなる場所も、雪が解けたら色んな花が咲くのです!

まだ残雪があり通行注意ですが、まだ雪に埋まったミズバショウもあり、
6月11、12日の開園タイミングでも花はまだ良さそうです!

黒い水面には、花がキレイに反射していました!

風も無く、ハッキリ写り込む姿がステキでした。

ヒメイチゲ

ニリンソウ、ハクサンイチゲなどと同じ仲間の植物ですが、特に小さい植物です。

マクロレンズで大きく写してみますが、花の大きさは大きいものでも1㎝無いくらいです。

植物園最上部あたりの、ニッコウキスゲが良く育つ草原に見える白い点がヒメイチゲです。

足元に咲く野生の花も素敵なものがあるのです!

地蔵ケルンのあたりは、日当たりの良い尾根沿いで、雪はすっかり解けています。

残雪と新緑のブナ林の光景が美しいですね!

早期開園期間中は、イベントも行っています!

学芸員ガイドツアー、高山植物苗の無料配布

植物の経験豊富な学芸員資格を持つスタッフが、植物の魅力についてしっかりとご案内させていただきます!

植物園の広場では、タカネキンポウゲという絶滅危惧種が咲き始めました。

(公社)日本植物園協会の域外保全活動の一環として栽培しているものです。

解説版も設置してありますが、学芸員ガイドならではの話を聞くと面白いものです!

早期開園期間中、是非ともガイドにもご参加くださいませ!

そして、アンケートにお答えいただいた方には、植物の苗もプレゼントしています!

栽培が比較的容易なものを選んでいますが・・・ぜひともチャレンジしてみてください!

早期開園の特別出店として、

北アルプス植物園による植物苗の即売会も行っています!

白馬‐大町間の国道沿いにある山野草屋さんですが、素晴らしい植物を販売していただいています!

そして、小谷村「芽吹きの会みどり」によるオヤマボクチ入り笹団子の販売です!
(6月4日、11日のみ)

何というか、独特のコシが感じられました!

次回は6月11日に出店されます。笹団子目当てに来られても良いかもしれません!

6月の白馬五竜高山植物園。

特に開花期間が短い植物が一気に咲いてきます!

新緑と、雪解けの高山植物たちに、是非とも会いに来てください!!

【8月20日(金)21日(土)開催!】苔テラリウムを作ろう!

2021/08/14

皆様、「苔」というと、どんなイメージを浮かべるでしょうか!?

森の中に生えてるとか、あるのは知ってるけど気にしたこと無いとか、そんな感じでしょうか・・・?

苔をビンに入れた「苔テラリウム」。

育てやすく、管理しやすく、インテリアとしても素敵なものです!

8月20日(金)、21日(土)の2日間、

苔テラリウムを作るイベントを白馬五竜高山植物園で行います!

(ゴンドラ山頂の植物園のアルプス平広場です)

ビンの中に土を入れて、ピンセットで苔を植えて・・・

意外と簡単に作れてしまいますね!

こんな感じで、自分ならではの苔テラリウムを作ってみましょう!

今回は講師として、苔のスペシャリスト、大野好弘氏を招いてのイベントになります!

苔テラリウムだけでなく、園芸家としてNHK趣味の園芸などで山野草の栽培について執筆などをされたり、世界中の雪割草(ミスミソウ)の研究者としても活躍されている方です!

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大野さんの植物研究の熱意が伝わる、こちらの記事も紹介させていただきます。

株式会社ハイポネックスジャパン Plantia

「原種の雪割草に魅せられて」

https://www.hyponex.co.jp/plantia/color/11050

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こちらは、大野さんが2021年6月に出版された書籍です。

書籍の販売も予定されていますし、本に書いてあることをそのまま実践できるイベントになりそうです!

完成した苔テラリウムは、その場でお持ちかえりいただき、机の上に飾ったりするのも良いですね!

苔を飾るやり方として、苔玉なども有名ですが、意外と水やりなどが手間であったりする一方、

苔テラリウムは水やりなどの管理が非常に楽であったり、ビンに入れているため衛生面でも飾りやすいものですね!

苔を飾るやり方、気になるけど、なかなか最初は難しいかも・・・と思ったら、
ぜひ今回のイベントにご参加くださいませ!

作り方、管理の仕方、苔のヒミツなど、余すことなくご紹介いたします!

8月20日、21日、白馬五竜高山植物園へ、ぜひお越しくださいませ!

夏の花、最盛期がやってきました!【7月23、24日】

2021/07/24

写真は全て2021年7月23日、24日に撮影したものです。

 

7月22日~25日の4連休、花もお客様も賑わいを見せています!

コマクサの花が、最盛期を迎えています!

栽培数12万株を誇る、白馬五竜高山植物園の名物です!

群生する様子が鮮やかです!

まだ花の状態も綺麗です。

白花コマクサの数も増え、あちこちで見ることが出来ます!

コマクサの維持管理も手間がかかるものですが、今年は特に答えてくれたのか数が多く咲いている気がします。

お盆の頃まで見頃が続くかと思います。

一見の価値アリです!

ヒマラヤの青いケシは、見ごろ後半ながら、まだ咲いています!

先端の花が咲き、2番目、3番目と花が咲いていきます!

上と同じ花を違う角度で撮ったもの。

光の加減によって、見え方がだいぶ変わるのが面白いですね。

透き通るような美しい青い花、ぜひとも見にお越しくださいませ1

7月22日~25日は、イベント開催でした!

https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/event/events/1027

その一つとして、青いハーブティーを試しに飲んでいただけるイベント。

ヒマラヤの青いケシのような色をしています!

右側の日よけ小屋が、ハーブティーの試飲スペース。

左側は、学芸員とまわる植物園散策ツアーの様子です。

「ヒマラヤの青いケシとコマクサ大群落をめぐる」と題し、知識豊富な学芸員スタッフがその魅力について語ります!

ビジターセンターで行っているコマクサ展、青いケシ展の展示の解説をしたり・・・

屋外を歩き、実際の植物のことについて深く掘り下げながら紹介しつつ、楽しく学べるイベントでした!

白馬五竜アルプスビジターセンターでは、コマクサ展、青いケシ展と称した、特別展示を行っています。

期間は、7月22日~8月15日です。

ガラスの青いケシが真ん中に飾られ・・・

青いケシの新種を多く発見された吉田外司夫氏の功績を紹介しつつ・・・

コマクサの生態の秘密についても、この展示のために新たに撮影した写真を交え展示を行っています!

ガラスの青いケシ、試しに撮ってみたら、なかなか幻想的でした!

これはこれで良いですね!

賑わうタイミングで、植物園の入り口あたりで青いケシの植え替え実演も行いました。

普段はウラでやっている作業ですが、多くのお客様が興味深そうに見に来て下さいました1

梅雨が明けてから快晴の日が多いです!

こちらは、展望レストランアルプス360で販売中の新商品「花豆豆乳ソフトクリーム」。

地元大町市美麻産の花豆を使用しています!

夏らしい雲が湧き、山のてっぺんは見えたり見えなかったり。

タカネナデシコの花も最盛期を迎えたようです!

しゃがんで撮影してみても良い雰囲気でした!

チングルマの綿毛が風に揺れています!

学芸員ガイドの指さす先には、クルマユリが咲いています!

写真には写っていないですが、葉っぱが輪になってつくので、クルマユリ。

まだつぼみがあるので、しばらく咲きそうです!

そろそろ7月も終わり、盛夏の花が咲き出しています!

高原の夏に咲く、ヤナギラン。

下から順に花を咲かせるので、まだ花が続きそうです!

ササユリ。いかにもユリらしい素敵な花を咲かせています!

ニッコウキスゲの花ももうしばらく続きそうですね!

熱心に花の写真を撮られていたお兄さん2人にモデルになっていただきました!

楽しそうに植物を見ていただいたもので、嬉しいですね!

夏の見どころ、まだまだ多い白馬五竜高山植物園です!

暑さがしばらく続きますが、植物園は標高が高いので過ごしやすいです!

北アルプスが良く見え、空気がキレイで、高山植物の花咲く白馬五竜へ、ぜひお越しくださいませ!

 

 

白馬ガーデニングコンテスト2021開催中です!【6/27~7/4】

2021/06/29

白馬五竜高山植物園の山麓にあるエスカルガーデンにて、

白馬ガーデニングコンテスト2021が開催されています!

 

主催は白馬五竜高山植物園。

共催として、白馬村、日本ハンギングバスケット協会長野県支部による開催です!

 

ハンギングバスケットのコンテストが開催され、6月27日~7月4日の期間、展示されています!

6月27日は、エスカルプラザで講演会も行われました。

オープンガーデンオブ信州の代表の稲葉さんによる挨拶から始まりました。

講演会としては、英日を拠点としガーデナーとして現在もグレートディクスターで研さんを重ねながら、個人邸、公共庭園のデザイン、メンテナンスを手掛けている佐藤麻貴子氏をお招きし、『イギリスより送る、イングリッシュガーデンの魅力』と題しお話をしていただきました。

佐藤氏は、英日を中心に世界中を飛び回り、様々な価値ある賞も受賞されており、イギリス独特の植栽と、日本庭園を組み込んだ独自のスタイルが文化を越えて好評を博し、優しい色合いを取り入れたイギリス様式の植栽を生かしながら、和風モダンを入れ込むデザインを得意とする、世界でも有数のガーデナーです。

事例紹介だけでなく、どのようなカラーを組み合わせるかなど、実体験に基づく話も興味深いものでした!

会場に居る皆様、ガーデニングに熱心な方々が来られたようです!

こういったイベントや発信も、白馬五竜から今後もしてきたいですね!

6月27日~7月4日の期間、ハンギングバスケットの力作が展示されていますので、ぜひ見に来てください!

白馬五竜高山植物園、開園20周年のパネル展示です

2020/07/26

白馬五竜高山植物園。

2000年に開園し、今年2020年で開園20周年を迎えました!

エスカルプラザ2Fの展示スペースに、20周年を記念したパネル展示を行っています。

白馬に新たな名所を創るべく、地域の方々と創り上げて来た植物園。

これからも続くように、努めさせていただきます。

展示を作ることを通して、我々自身も、改めてこの20年を感じ取ることが出来ました。

ご協力いただきました皆様に感謝しつつ、
多くの方に親しまれる植物園を、今後も創り上げていきます。