緑の調律日誌

数式 3×2、4×2、5×2

2013/07/19

ニッコウキスゲが最盛期です!

実は一日しか咲かないこの花、群生するのは見ても、じっくり見る機会は少ないのかも・・・。

まず、花びらが何枚あるか、それを見てみてください。

6枚、ですよね、6枚。

何と、8枚花びらのものがありました!

タネも仕掛けも、継ぎ目もありません。(いや、種は出来るのかな?)

そして、隣にあるつぼみも何だかデカい・・・。

明日咲くだろうで見に行きましょう。

・・・

・・・

一日経過 ↓

な、何と、10枚の花びらが!!!!!!!!!

何か、でかいっすねー。

左の花は昨日咲いていた8枚花びら。

残り二つはどう咲くのだろうか・・・。

・・・

ビュ???。

強風が吹いて、8枚、10枚の花びらは、根元のタネが膨らんだ場所ごと落ちました・・・。

残りの二つは花びらの数を数える間も無く、しぼんでました・・・。

来年はどうなるか!

このニッコウキスゲは、園内のとある場所に咲いていたものですが、

場所は公開しません、というより、

こういう風に、群れて咲くので説明できません!

間違い探しがごとく、探してみるのも楽しいでしょう!!

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ところでユリの花は、3の倍数で構成されているなど言います。

花びらの数、おしべの数など、色々と。

例えば・・・

カタクリだーってー♪

クロユリだーってー♪

ササユリだぁーってーー♪

みんな、みんな、3倍なんだ、3倍なーんだー♪

(手の平を太陽に、の替え歌のつもりでどうぞ(笑

園内のササユリは現在見ごろです。

花期が短いのでお急ぎでどうぞ!

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ところで、このニッコウキスゲの仲間の変な花びら、他でも見たことがありました。

長野県白樺湖のそばのユウスゲとか。

ジンバブエで見た、植え込みのヘメロカリスとか。

もしかしたら気が付かないだけで、割とあるのかもしれません。

ただ、見ると全ての写真で、花びらは全て同じ大きさではなく、

外花被(外側の花びら)が細いのも共通して言えることですね。

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あとは、数だけでない様々な特徴を探すのも面白いものです。

何か小さいニッコウキスゲとか。

つぼみや花びらが赤黒いニッコウキスゲとか。

何か丸い花びらのニッコウキスゲとか。

(こちらも外花被が細い)

群落で花を見るのも綺麗ですが、たまには一個一個の顔を探すのも面白いかもしれません。

これを極めていくと、産地による個体の違い、葉の形態や毛の有無などを見るようになり、

植物を分類する学問へとなっていくのでしょう。

(私はその領域まで至れていませんが・・・)

何にせよ、オレも8枚花びらニッコウキスゲ探すぞ!と意気込んでみると、何となく眺めていた花が面白くなるかもしれません。

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・・・私の中の植物に関する最も古い記憶は、四つ葉のクローバーのこと。

幸せになれるというのはともかく、その自然の間違い探しがゲームのようで面白く、

幼稚園のグランドの片隅で、同級生がサッカーに興じてる中、ひとりで探し続けていた記憶があります。

果たして幸せになれたのか・・・、

それはこんな記事を楽しみつつ書いている時点でOKでしょう(笑