緑の調律日誌

外国の高山植物、いろいろ咲いています

2011/07/15

植物園には外国の高山植物を植えた区画があります。

普段なかなか目にすることの無い植物を見てもらいたいものです!

エーデルワイスも咲いています!

カンパヌラ・ガルガニカ

シレネ・アコーリス・アルバ

タマシャジン

アスター・アルピヌス

カンパヌラ・アウチェリー

ピレナイオダマキ

アルニカ・モンタナ

ヒマラヤの青いケシも咲いています!

今年は昨年より花が少ないですが、見ごろの時期を迎えています。

 

 

外国の高山植物を山の中に植栽することに、否定的な意見を耳にすることがあります。

自然の中にわざわざ植えるべきことは否だ!というもの。

それでも、やはりなかなか見られない姿の植物には多くの人が心踊るもの。

「植物」そのものに興味を持ってもらうきっかけづくりであったり、

日本の植物と比べてどうか?それを楽しみ、感じてもらったり、

寒冷地でないとなかなか育たない植物を見ていただきたい、

そんなことが外国の高山植物を展示する目的です。

もちろん、民間経営の中で多くのお客様に来ていただきたいのも本音です。

私自身、大学では帰化植物の在来種への影響などを研究していたこともあり、外国の植物導入には注意を払っています。

野生化しにくい種類の選定、種子回収などの適切な管理、それらを心がけています。

様々な考えがありますが、まずは楽しんでもらえたらということ。

そして管理する側も多くの影響を理解する必要があること。

これらを大事にしたいと考えています。