緑の調律日誌

冬の準備 リフト上げ下げ

2010/10/24

園内の紅葉も秋深まり、テレキャビンまわりの紅葉のいい感じになってきています。

 

夏の間に「アルプス展望リフト」の名で親しまれている二人乗りのリフト。

低速で、足元スレスレで植物を眺めることが出来ます。

足元スレスレ・・・、スキー用リフトなのにどうして?

冬には雪が3メートル積もった上で、リフトの真下を滑ることが出来るわけですが、つまりは夏の間はリフトの高さを下げているわけです。

ということで、冬が来る前に滑車(『索輪』と言います)の高さを上げる作業を行うわけです。

写真奥の支柱では滑車は一番上ですが、作業中のものはだいたい真ん中です。

ボルトをゆるめ、ワイヤーで吊り上げ、重機で引っ張るわけですね。

振り返るとこれから作業をする支柱がまだまだ続きます。

15本の支柱全てを作業するわけですから、大変な作業になります。

この日は作業中にニホンカモシカが間近に現れました。

写真の上司が近づくとダッシュで逃げてしまいましたが、作業を再開するとまた近くに戻ってきたりと。

かの上司は嫌われたのやら好かれたのやら・・・(笑

園内に何となく現れるカモシカの動向は面白いものです。