ガーデンブログ
ガラスの内側
2011/07/20
緑のカーテン、という言葉を聞いたことがありますか?
ヘチマやゴーヤ、アサガオなど、つる性の植物を窓の外に這わせて、室内の陽射しを和らげ冷却効果を狙うもの。
それを今、エスカルプラザでも作っています。
何か違和感が・・・?
そう、室内にあるのです!
外に這わせることで、陽射しを和らげる緑のカーテン。
それが中にあれば、冷却効果は「ゼロ」!!!(笑
・・・しかしながら、室内にあるという植物への親近感、面白さ、意外性、そんなものを狙っています。
部屋の中にヘチマやヒョウタン、ゴーヤがぶら下がっていれば楽しいだろうと!
そんな発想から作ってみたものです。
しかし、面倒な点がひとつ。
室内に昆虫が皆無なので、受粉が起こらず実が自然には出来ないこと!
だからたまに脚立で上に上って人口受粉をしなければなりません。
・・・くそ、手間がかかる。
室内にハチでもチョウでも放してみようか・・・
ということで、室内で夏らしさの清涼感をお楽しみください!
緑の「インドア」カーテン、これからさり気なく流行るかも!?
外国の高山植物、いろいろ咲いています
2011/07/15
植物園には外国の高山植物を植えた区画があります。
普段なかなか目にすることの無い植物を見てもらいたいものです!
エーデルワイスも咲いています!
カンパヌラ・ガルガニカ
シレネ・アコーリス・アルバ
タマシャジン
アスター・アルピヌス
カンパヌラ・アウチェリー
ピレナイオダマキ
アルニカ・モンタナ
ヒマラヤの青いケシも咲いています!
今年は昨年より花が少ないですが、見ごろの時期を迎えています。
外国の高山植物を山の中に植栽することに、否定的な意見を耳にすることがあります。
自然の中にわざわざ植えるべきことは否だ!というもの。
それでも、やはりなかなか見られない姿の植物には多くの人が心踊るもの。
「植物」そのものに興味を持ってもらうきっかけづくりであったり、
日本の植物と比べてどうか?それを楽しみ、感じてもらったり、
寒冷地でないとなかなか育たない植物を見ていただきたい、
そんなことが外国の高山植物を展示する目的です。
もちろん、民間経営の中で多くのお客様に来ていただきたいのも本音です。
私自身、大学では帰化植物の在来種への影響などを研究していたこともあり、外国の植物導入には注意を払っています。
野生化しにくい種類の選定、種子回収などの適切な管理、それらを心がけています。
様々な考えがありますが、まずは楽しんでもらえたらということ。
そして管理する側も多くの影響を理解する必要があること。
これらを大事にしたいと考えています。
リフトの植物ご案内
2011/07/15
園内の上り坂を行くことの出来る、アルプス展望リフト。
今はニッコウキスゲが見ごろです。
リフトに乗りながらも植物を見ることが出来るのですが、それらの植物をきちんと知りたいという要望が多いものでした。
そこで、リフトに乗りながら見える大きさ、流れるリフトから見えるような、読みやすさを心がけた最低限の解説を書いた看板を作り、設置しました。
例えば、リフトのことであったり、おすすめのコーヒーなどの看板も作りました。
植物ばかりではつまらないので(儲からないので!笑)
設置後に試しにリフトに乗ったら、見やすいように出来たと思います!
リフトに乗りながらの話題作りにも良さそうです。
例えば紅葉の時期には紅葉の解説をするとか、そんなのも良いかもしれません。
山の観光では色んな場所にリフトがありますが、知っている限りではこんな感じで見やすく設置した場所は他には無いです!
ところで、割と強制的に見せられる位置に設置しているので、・・・今度は広告料でもとって色々と宣伝しようかしらね(笑
ニッコウキスゲが見ごろです!
2011/07/13
ニッコウキスゲの花をご存知でしょうか?
野生のユリ科の植物ですが、県内、県外であちこちで群生する姿が特徴的なものです。
植物園内でも、アルプス平自然遊歩道でも見ごろを迎えてきています!

展望リフトに乗りながら、こんな景色を見ることができます。
上の写真の場所を歩いてみると、こんな感じです。これからまだまだ増えるでしょう!
地蔵のケルン周辺でも多くのニッコウキスゲを見ることが出来ます。
アルプス平自然遊歩道の湿原内にも多いものです。
まだまだこれから増えるのですが、それでも遠目に黄色い花が目立ってきています。
地蔵の沼の周辺には特に多く、ワタスゲの穂とともに見られる姿が印象的です!
地蔵の沼ではルリボシヤンマが羽化の真っ最中でした。
大型のトンボ、あのオニヤンマに近い仲間で、体の青い色が特徴的です。
ニッコウキスゲ、今でも十分綺麗なのですが、まだまだつぼみも多く、これからどんどん増えてくるでしょう!
開花の数が当たりの年とはずれの年があるようですが、今年はどうも当たりのようです!
一番の見ごろは週末の連休あたりくらいでしょうか。
ゴンドラで手軽に上がれる園内、アルプス平自然遊歩道までぜひ見に来てください!
コマクサを植えよう! 2年目
2011/07/13
昨年、テレビ信州(日本テレビ系列)のイベントで、信州のご家族で園内のコマクサを植えるイベントを行いました。
そして今年の7月10日も同様のイベントが行われました。今年から参加の方と、昨年植えたコマクサがどうなったか!それを見に来られる方とです。
北陸コカ・コーラさんの協賛で、参加者、スタッフは赤いキャップやシャツをつけています。
園内は高地で涼しい上に、コカ・コーラさん提供の飲み物のおかげで脱水症状の心配も無しです!
昨年、今年と参加されたDenさんのご家族です。
昨年のコマクサが綺麗に咲いていました。
園内の確認のため、当日朝、現場の確認をしているとイベント開始の前にいらっしゃったDenさんご家族。
昨年植えたコマクサが気がかりだったようで、咲いているコマクサを見てうれしそうな感じが印象的でした!
コマクサの植栽、園内のトレッキングを午前中に行い、午後は山麓のエスカルプラザにて体験イベントを行いました。
一つはヒノキ間伐材を使ったマイ箸作り。角材を専用の台座に固定して削って箸の形に仕上げます。
もう一つは、葉画体験。
これは、魚拓のように葉の形を写し取り、自分の好きな色に塗り仕上げていくものです。
モミジの葉を使ったのですが、葉の大きさ、配置、塗る色で全く違った個性ある作品に仕上がります!
絵手紙などより、比較的簡単に面白い作品が仕上がるのが特徴です。
創作葉画についてはこちらのブログもご覧ください。
むらの研究所
http://blogs.yahoo.co.jp/yuu_reserch/5653989.html
この日に体験の様子は、テレビ信州のゆうがたGet!、7月14日(木)午後4時30分?5時50分のどこかで放映予定です。
長野県内のみの放送になりますが、県内在住の方、ぜひご覧ください!
このイベントを通じて、高山植物のこと、山の自然のことなどに興味を持っていただけたら幸いです。
参加者の方、ありがとうございました!
白馬岳登山
2011/07/08
慰霊碑のヘビ
2011/07/05
地蔵のケルンからちょっと先に進んだ所に、山岳遭難の慰霊碑があります。
実はそこに行くと、ほぼ必ずといっていいほどヘビをみかけます。
種類は、アオダイショウやシマヘビです。
ほどよい岩場の感じが良いのか、岩の隙間を住処にしているようで、近寄ると決まった穴に隠れていきます。
ところで、最近アオダイショウとヤマカガシが仲良くいるというウワサを聞き、今日見に行ったところ、ウワサ通りのものを見かけました。
からみあうアオダイショウとヤマカガシ。
こんなにヘビ同士って仲の良いものなんでしょうか・・・?
自然遊歩道に地蔵の沼にはカエルも多くヘビのエサとなる生き物もいるのですが、この場所は決してエサが多いわけではないような。
異種のヘビたちが仲良く同じ場所に暮らしている・・・、「遭難した方たち」では?と、やはり考えずにはいられません。
今年の青いケシは
2011/07/04
ニッコウキスゲを増やそう
2011/07/04
ただいま自然遊歩道の方ではニッコウキスゲがどんどん咲き始めています。
この黄色い鮮やかな姿は万人に受け入れられる魅力があるものと思います。
アルプス平自然遊歩道にも多いものですが、ニッコウキスゲが一面に咲く場所はあちこちにあり、その光景は圧倒されるものです。
植物園内にもニッコウキスゲはあるのですが、土が合っていないのか、株が古くなってきたのか、イマイチ咲きが悪いものです。
過去に植えたものが花が咲かず、どうも株が細かく分岐するようになってきているようです。
そこで、株を掘り起こし、一本ずつ分けて再度植えなおす作業を試しています。
写真のものは全て今年咲かなさそうなもの。これでも園内の数パーセントに満たない数。園内には潜在的に相当な数のニッコウキスゲがあるものです。
今年も去年も咲きそうに無いニッコウキスゲ、それを掘り出し一本ずつバラして離して植えてみます。
ちなみに昨年も同様に、花が咲きそうにない株を掘り起こしましたが、これを一本ずつポットで育てたらきちんとつぼみが伸びてきました!
これらは園内の良い位置に植えてみました。
きちんと管理すれば来年も咲いてくれるでしょう。
白馬五竜高山植物園は地元観光組合と地域一体になって作ってきた経緯があり、現在も定期的にボランティアとして作業を手伝って頂いています。
今回は午前中に皆で植える場所の雑草取りをし、午後にニッコウキスゲを堀りあげ、植えたものです。
これらを上手く管理し、園内を黄色で埋め尽くしてみたいものです!
一面の黄色はまだ先でしょうが、園内のつぼみを見る限り、昨年より増えてきたように感じます!
植物園のお仕事
2011/06/30
植物園の仕事は園内の植物管理、看板や展示の作成、ガイド、育苗作業等いろいろありますが、こんな作業もあったりします。
園内に新しく道を造成しています。
直線的な道だけだと急勾配になりやすいので、花畑のすぐ横を横切れるような道を作っているところです。
道になるところの植物をどけ、適切な場所への移植もしたりします。
積み重ねてあるのは畦畔ブロック。
「最近は田んぼで見なくなったなー」と近所のおじさんも言っていたりしますが、園内では歩道に用いたりしています。
こちらは育苗スペースが狭くなってきたところで、植物を置ける場所を増やしています。
黒いシートは防草シートといいますが、草を刈ったところにこのシートを敷くと雑草が生えなくなるので、植物を置いたり、時には棚を設置して、植物を育てるスペースにしています。
山麓の施設で育てていると、気温が高いことから植物の開花が園内のものより早まります。
ニッコウキスゲのつぼみが膨らんできたので、近々園内に植栽を予定しています。
園内に咲くものよりも一足早く開花を楽しめるように、そんな工夫もしたりしています。
体力も、頭も、技術も必要な、多岐に渡る植物園の作業。
梅雨の晴れ間を利用したり、雨の日こそ植物を外に植えたり、夏の間はやることが多いものです!






































































