緑の調律日誌

開花情報

園内のアカバナシモツケソウ

2010/08/02

園内では、アカバナシモツケソウの花が今、満開近くを迎えています。

この場所で「写真をお撮りしましょうか?」と声をかけたりもしますが、赤い花畑の中にいるような写真になり、大好評です。

ところで、植物園の上部のスキー場、アルプス平ゲレンデでは数多くの自生のアカバナシモツケソウが一面に咲きます。

ゲレンデの管理として草刈りを毎年行っているのが影響しているのでしょうか。他では見たことのないようなアカバナシモツケソウの群落が成立しています。

この場所の見ごろはあと一週間、といったところでしょうか。これからもっと赤色が濃くなっていきます。

紫色のクガイソウや、白色のヤマブキショウマなどとも合わせてみられ、イワショウブ、ワレモコウなども多く、草原の植物愛好家にも十分に楽しんで頂ける場所にもなっています。

 

8月7日、8日には、アカバナシモツケソウ祭りが行われます!

→ https://www.hakubaescal.com/green/event/hanahana.html

こちらも合わせてお楽しみください!

梅雨も明けて

2010/07/21

連休までは雨続きでしたが、ようやく梅雨も明けたようで毎日良い天気が続いています。

それでも北アルプスが一望出来る割合は半々で、午前10時を過ぎたあたりから山頂に雲がかかることが多いようです。

やはり、青いケシの知名度と期待は大きいようで、連休中にはたくさんの方で賑わっていました。

今では混雑も解消されていますが、花は変わらず咲いています。今の時期、まだまだ綺麗に咲いていますので、特に平日はゆっくり見られるのでおすすめです。

自然遊歩道では、ニッコウキスゲが最盛期を迎えています。湿原の木道沿いには多くみられます。

実はこの花、「一日花」と呼ばれ、今咲いている花は一日でしぼんでしまいます。写真のものでは、バックにつぼみが4つ見えます。これが次々に咲いてきて、一日ごとに花が入れ替わっても、総じて遠目にはたくさん咲いているようでに見えるわけですね。

 

最近花の移り変わりがとても早いです。

園内を回る度に、

「この花はもう咲き終わったのか…」

「もうこの花が咲き始めたのか!」

その繰り返しです。

…今ある花は、今しから見られない。

そんなつもりで園内を回ってみると、ちょっと気分が変わるかもしれません。

青いケシ、咲いてます!

2010/07/01

5月半ばまで雪があった植物園内でも、ヒマラヤの青いケシが咲き始めました!

今日のところで、開花は10株程度。つぼみが割れてきているものも多くなってきているので、7月中旬頃には多くの株が咲いているかと思います。

今咲き出しているのは、メコノプシス・グランディス。大きめの花を3つ4つつける種類です。

多くの花を咲かせるメコノプシス・ベトニキフォリアは、やや遅れての開花となりそうです。

園内では、エーデルワイスの花も、咲きそうになっています。

名前は知ってるけれど、見たことのない花、ぜひ見に来てください!

最後に花が見ごろの植物から、個人的に好きな花をひとつ。

アカモノです。ツツジ科の植物ですが、この時期は花はたくさんつき、新芽もよく伸びる良い季節です。

アルプス平自然遊歩道では、自生のものが見られますので、探してみてください!

 

最近では雨も多いですが、霧の中の花もきれい、露に濡れた写真はかっこいい、人が少ないのでゆっくりとまわれる・・・などと良いところもあります。

雨が降ろうがなんだろうが、ぜひ来てみてください!

青いケシ 咲きました!

2010/06/29

今年の夏、園内で開花予定だったヒマラヤの青いケシがいよいよ咲きました!

写真は近日載せます。

…というのも、明日完全に開くかな、という具合だったのと、カメラを忘れていたので(こちらが本音)

 

園内では、他にも色々な植物が咲いてきています。(一昨日の写真)

写真はゲンチアナ・アコーリス。

アルプスの春咲きのリンドウの仲間ですが、じつに鮮やかな色をしています!

写真はニッコウキスゲのつぼみ。アルプス平自然遊歩道にて。

7月になるといよいよ違った植物が増えてきます!(一方、雪解けの影響でカタクリやミズバショウなど春の花もまだ残っています)

園内の植物の変化を今後もどうぞお楽しみに!!

明日開園です! 6月15日開花状況

2010/06/15

いよいよ開園が明日に迫ってきました!

現在咲いている花の情報をお届けします。

園内のコマクサが咲き始めました!

今年は雪が多かったのですが、ロックガーデンの山頂部分は風が強く、積もる雪が薄い場所なので雪解けも早かったものです。

周辺のウルップソウなども咲き始めています。

他にはクロユリ、ハクサンイチゲ、シラネアオイ、ツバメオモト、ノウゴウイチゴなど色々と咲いてきています。オオバキスミレの群生が遠目にも黄色に分かるくらいです。

アルプス平自然遊歩道ではまだ雪が残っている場所もあり、そのためにミズバショウやカタクリが見ごろの場所もまだあります。6月には珍しい雪の感触、通行の際はご注意ください。

 

明日16日は、いよいよ白馬五竜高山植物園の新規開園です!

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

雪解けの植物 6月9日開花状況

2010/06/10

園内では開園がまだ先にも関わらず、スタッフや来園者の方々の希望も聞かずに咲き出してしまっています(笑

園内で最も知られた高山植物、コマクサです。

本格的な開花はまだ先ですが、早くも咲きそうな花がいくつもあります。

コマクサは、花が次々に咲くため、「花期」という点ではそれなりに長いのですが、先に咲いた花がしおれたのが長くついているので「綺麗な写真」を撮ることを目的とする方は、咲き始めの時期がおすすめです。

 

チョウノスケソウです。そのむかし、長之助さんが発見したようです。

この花は意外と花期が短いです。今が咲き始め、6月中に咲き終わりでしょうか。

 

知っている人は大好き!クロユリとウルップソウです。

どちらもまだつぼみですが、6月16日の開園時には咲いているはずです。

この花も花期は短く、7月上旬までに咲き終わってしまうかと思います。

おすすめは6月下旬、今から白馬行きの旅行計画をどうぞ!笑

 

雪解けのこの時期は高山植物の駆け出しの時期。

目まぐるしく移り変わる園内の植物にどうぞご注目ください!

ヒマラヤの青いケシ

2010/06/04

「青い花は…?」と尋ねられて思いつくものを想像してみてください。

子どもの頃に育てたアサガオや、梅雨の頃のアジサイ、園芸店で見かけた名前は知らないあの花…。思いつきはするものの、意外と「青」といった花は少ないような気がします。

この花の色は、忘れられない「青」になるかと思います。

ヒマラヤの高山にみられる青いケシ “Meconopsis(メコノプシス)”の仲間です。

25℃を超えるような地域では上手く育たず、栽培が難しい種類とされています。

標高1500mの白馬五竜高山植物園は野辺山や軽井沢より冷涼な気候であるため、青いケシの栽培、生育には適しているものです。

  

写真の青いケシは、白馬山麓の育苗施設で実験的に育てたものが今年咲いたものです。

園内の青いケシはまだ指一本分くらいの大きさですが、見ごろは7月になるかと思います。

本ブログにて開花情報をお伝えしますので、お見逃しなく!

外国の高山植物

2010/06/04

白馬五竜高山植物園は北アルプスの高山植物がメインとなっていますが、日本の植物との比較や、より楽しんで頂くために外国の高山植物のエリアも昨年度までに整え、今年より本格的にオープンします。

鮮やかなピンクの花はヒマラヤ原産の「プリムラ・ロゼア」

紫色の花はヨーロッパアルプス原産の「ソルダネラ・アルピナ」

共にサクラソウ科の植物です。サクラソウの仲間は春先に咲くものが多いですが、ここまで早く咲くとは、やや誤算…。6月16日の開園時にまで花が持つようにと期待していますが。

外国の高山植物がみられるロックガーデンでは、四季を通して様々な花が咲くように準備をしています。

ぜひ一度訪れてみて下さい!

季節外れのカタクリ 標高1600m

2010/06/04

カタクリ?、カタクリ粉なら知っているけど…?

昔はカタクリの根っこのあたりからデンプンを取り、それがカタクリ粉と呼ばれていましたが、今ではほとんど全てがジャガイモからデンプンを取っています。

早春に咲く花として知られ、白馬村の村花ともなっているカタクリ。

開花の時期は桜の時期と大体同じで、長野県内の平地で4月に咲くのが普通です(白馬村では4月下旬?5月上旬)。

標高1600m前後のアルプス平自然遊歩道では今、この時期にカタクリの花が咲いています。

それも場所によっては芽が固い雪を突き破って生えてきます!これはすごいぜ。

登山道のど真ん中にも生えています!

夏には葉も完全に地上から消えてしまう植物ですが、夏の登山道の足元には色々な植物が実は眠っているのかもしれません。

ミズバショウ 地蔵の沼

2010/06/04

湿原に咲くミズバショウ、その姿を見たことはありますか?

白馬五竜高山植物園から五竜岳へと至る登山道。

その一部が「アルプス平自然遊歩道」として整備されていますが、湿原が点在する歩道沿いには「地蔵の沼」と呼ばれる沼があります。

沼の底は黒い泥であり、時期やタイミングによっては鏡のように映ることもあります。

実は地蔵の沼のミズバショウは比較的早く咲くため、園内の整備点検のこの時期しか見られない光景ですが、遊歩道沿いの雪解けの遅い場所ならば、6月末までミズバショウの姿を見られることがあります。

アルプス平自然遊歩道のこのあたりには、自生のニッコウキスゲなども多く、紅葉が鮮やかなツツジやカエデ類なども多いため、四季を通して散策が楽しめる場所でもあります。