ガーデンブログ

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夏の準備

2012/01/28

夏の間は仕事が、実にたくさんあります。

園内の除草、歩道管理、植物の栽培などのハード面はもちろん、

それを理解してもらう展示や看板作成なども仕事です。

やらなければいけない事、やるべき事、

やってみたい事、やれば良くなるだろう事、

それらをどのバランスでやるものか、

優先順位、人手、天候等により決めなければいけない。

今年の夏シーズンは植物の栽培に、だいぶ人手や時間を費やした。

…ということで、植物の看板の整理や手入れ等はどうしても後になったもので。

 

冬の間は、案内カウンター、インフォメーション業務の職場を、3人のスタッフと担当しています。

人が少ない日に、看板の手入れ、張替え作業などを手伝ってもらったりします。

「ツボイさーん、夏の仕事、持ち込まないでくださいよ!」

などと言われつつも、4人で仕事を進めれば、効率は4倍にて。

そして、作業終わりには受付カウンターの向かいにある、ハーゲンダッツをおごるもので…。4人で1000円。うーむ、高いのか安いのか。

 

仕事の取捨選択、タイミング、進め方、色々と考えることは多いものです。

それは春か秋か

2012/01/25

例のごとく、冬のスキーセンター内でも窓側で植物を育てています。

気温はおよそ15℃前後。

外が晴れた日は25℃を超え、雪の日は10℃を下回ったりします。

的確な例えで言えば、春の気温変化に近いのかもしれない。

三寒四温、暖かい日もあれば、寒い日も来たりと。

 

しかし、同じような気温ならば、それは「秋」とも取れるのでは…?

種を播いたトレ―ですが、ものの見事に発芽、成長しています。

春に播くべき種ですが、この室内ならば充分に育つようで。

一方、こちらは夏の間に育っていたエーデルワイスを、秋頃から室内で育ててみたもの。先月まで緑色だったのですが、すっかりと葉の勢いも落ちてしまいました。

こちらも外国のサクラソウの仲間ですが、いつの間にか葉が枯れてしまいました。

根の様子や中心部の芽の様子から、死んでるわけではないのですが、2カ月ほど動きがありません。

こちらはマムシグサの仲間のウラシマソウ。夏の間は地上の葉は枯れて次の春まで休眠していたものを、冬も近づいた頃に室内に入れてみました。本来は4、5月に伸びてくる葉が、1月の今、伸びてきています!

 

平均15℃くらい。寒い日も暖かい日もある。

それを「春」ととるか、「秋」ととるか、

つまりそれは、その植物がどういう経緯を経ているか、でしょうか!

夏の盛りを過ぎ、段々と気温が低くなるのを感じ取った植物は、冬を迎える準備をする。ここで室内に入れても、それは秋が続いているということ、あまり成長しない。

種を播いて程よい気温にしておく、寒いところにあった球根を室内に入れる。これらの植物にとっては、春が来た!と感じるのでしょう。

けれど、個体差もあるものか。

同じ場所に置いていた青いケシの仲間。

右のは次々に葉を展開しているものの、左のは真ん中の葉が冬に備えるような形になり伸びてこない。

極端な加温で「夏」を再現すれば伸びてくるのでしょう。

しかし、設備が無いことと、

低温にさらしたあと、雪に埋めて「冬」を感じさせ、春まで休んでもらった方が植物にとっても、「自然」な感じになる、はず。

来週あたりに、「冬」を感じてもらうべき植物は、雪に埋める作業を考えています。

しかし、植物は気まぐれなようで。

一か月ほど前に葉が落葉した樹木ですが、いつの間にか新芽が動いていました。

うまく葉が伸びてくれるだろうか。

植物を育てることは、疑問と発見の連続のようです。

マンガで青いケシを見つけました

2012/01/17

ヒマラヤの青いケシ、その認知度はいかなものか。

あるマンガで青いケシが一部ながら登場していました。

掲載は、集英社のマンガ、「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」。

原作、愛英史。漫画、里美桂。全78巻。

この地球に存在する全ての物を「本物」に複製する神の手を持つ男ゼロの物語。

ハードボイルドな作風は、美術版ゴルゴ13とも言われることもあるようで、

テーマは美術工芸品が多いもの、植物に関する話もあり、事実を基にしたフィクションながら、そのリアリティはなかなかのもの・・・。

 

273話 悪魔のチューリップ (2002年)

ウィルスにより変異の起こったチューリップを再現し、殺人事件が解決する…というお話。

 

330話 ヘレボラス・クリムゾナス (2005年)

ヘレボラスとはクリスマスローズのこと。

新たな品種を再現するために、未知の原種を探し求める…というお話。

発見の日本人研究家は実在します。

 

148話 ブラシノライド (1997年)

母の持病を救う古い薬の調合には、植物ホルモンが絡んでいた…というお話。

 

話のメインが植物でなくとも、重要なポイントになるところでは、色々詳しく描かれている。

 

事実に基づいたフィクションは、中々に興味深いものも多く。

人生の前半で剣を、後半で絵を描く宮本武蔵はそれぞれ別人…。

タイタニック号は保険金のため、偽装した別の船を沈められた…。

始祖鳥の化石はダーウィンを騙す為の反進化論者による偽造…。

 

色んな興味を引き出すのに、なかなか面白いこのマンガ。

最も、事実とフィクションの線引きはどこか知らねばならないし、それを調べるのも面白いようで。

長くなりましたが、好きなマンガに青いケシが載っていたのが、嬉しかったわけで。

新春日曜大工

2012/01/13

エスカルプラザ室内、植物の増加に対応すべく、

自販機の裏に新しい棚を作りました。

一見すると、何の変哲も無い棚。

新品の木材でもないので、むしろ小汚い・・・。

しかし、これには手作りならではの理由があるのです!

実は、エスカルプラザの壁ガラスは、ナナメになっています。

ここに市販の棚を持ってきても、無駄になる空間が多すぎるものです。

そして、ナナメのガラスに対応した上で、ガラスを支える鉄筋に合わせ棚板の高さを出し、強度向上、無駄の無い光の取り入れを確保!

さらに、指定の育苗トレーがピタリと乗せられる大きさ!

自販機ウラは狭いので、ちょうどがちょうどいい。

更に言えば、最上段の棚は自分の身長に合わせた難なく水を与えられる高さに仕上がっています。

さらに、日の角度が浅い冬ならでは、棚板が上にあるにも関わらず、光が良く入るという。

何と素晴らしい、エスカルプラザ専用育苗棚!

まあ、光とか水やりしやすい高さとかは合わせて作ったら勝手に決まったものですが。

これでだいぶ植物を置くスペースが増えましたが、

まだまだ植物の増殖には限りが無いようです。

気温差52.8度

2012/01/12

以前紹介したように、冬の間もエスカルプラザの室内で植物を育てています。

ガラス張りの室内は、外が晴れれば暖かい春の日くらい、雪が降れば温度は上がらず。

温度計の傾向を見ると、15℃くらいを基本に、天候でプラスマイナス10℃と変化します。

今朝はニュースでもやっていたような寒さ。

白馬も寒く、外に設置した温度計は朝6時頃で14.8℃。

今日は久々の良い晴れ。

室内の窓際では汗が出るほど熱く、その中で移植作業を進めます。

作業および育苗の空間の室温は、28℃。

(昨日は寒くて、たびたび暖房の前に移動していたのに)

そして自販機の廃熱もあるスペースでは、最高気温38℃。

朝の除雪や出勤時の気温と、日中の作業空間の温度差は、40℃から50℃。

良く、季節の変わり目は堪える・・・と言いますが、

そんなものを超越した何かがここにはあるようです。

注:植物のメインの置き場は最高28℃、朝が10℃くらいだったので、

植物にとっては丁度いい、くらいでしょうか。

FM湘南に出てます(そういえば)

2012/01/12

FM湘南ナパサ。

受信エリアは、

神奈川県の平塚市、茅ヶ崎市、大磯町、伊勢原市、寒川町(藤沢市、二宮町、秦野市、厚木市の一部)。

『スキー&スノーライフ情報』

この番組に出演しています。

電話でナマで出演するやつですね。

スキー場の様子、イベント情報などをメインに紹介しています。

私の出演予定は、土曜日13:30から10分ほど。

12月31日、1月7日、と出演していました。

実は去年も出てました、そういえば。

次回は、1月14日、1月21日も出演予定です。その後は、どうだったかな・・・。

 

大学から信州長野県に住んでいるものの、

私の出身は横浜市、そして本籍は父の実家の平塚市。

湘南ゆかりのシティーボーイとして(!?)出演しています(笑

ラジオじゃ顔は見えないもんね。

いやしかし、その分、声から、人格や表情が伝わるものか・・・?

新春つぶやき三昧

2012/01/05

昨日、今シーズン初のスキーをした。

夏の間植物園であるゲレンデを滑る。

この辺がコマクサ、ウルップソウ、キバナシャクナゲときて、青いケシ、シラネアオイはコースから外れる。

そんなことを考えながら滑るのは、おそらく自分くらいだろう・・・と、良く分からない優越感に浸りながら滑る。

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ロックガーデンの山頂は冬でもしっかりと分かる。

圧雪はしていないようで、雪がやわらかい。

ストックを力いっぱい雪へと押し込む。

微かな抵抗の先に、ストックが3分の2ほど埋没する。

ゲレンデ積雪情報では、205cm、しかしこの場所は雪が薄く、60cmといったところか。

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夏の間も動いているリフトに乗る。

高さも速さも夏とは違う。

ブナの木々の先に実が落ちたカラがたくさんついているのが目につく。

ナナカマドの実は落ちていないものも多く、赤い実が鮮やか。

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植物園がある白馬五竜スキー場には何故か全然みられないヤドリギ。

八方尾根や栂池スキー場では良くみかける。

白馬五竜スキー場の隣のHakuba47ゲレンデで、今回3個だけみつけた(木の生え方が丸いので、あえて「個」で)。

白馬五竜とHakuba47をつなぐヤセ尾根の上級コース沿いを探してみたが、見つからない。

さて、ヤドリギの分布は何が影響しているのやら。

実を食べる鳥が植物園周辺には、少ないのかしらね。

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冬場のインフォメーション業務の参考にと、いいもり、Hakuba47の事務所を訪れてみた。

いいもりの事務所の方とは初対面であったものの、ブログ見てますよ、アオダイショウの話が好きです、と具体的に言われたのは嬉しいものですね。どれくらいの方が読んでくれているのだろうか。

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スキーは好きーだし、楽しんでいるが、上級者には成り得ない、そんなレベル。

安定した斜面ではカッコ良く滑れる(つもり)ものの、

凸凹やアイスバーンが出ると、型が崩れてしまう。

エッジでどのように雪面を滑るものか・・・。

日本刀で竹を切る、あの技術を考えてみる。

最適な角度、力の運びでないと、手前か奥に弾かれたりする。

竹の中に鉄棒が入っていようがそれごと切る、そんな感じで踏み込めばよろしい。

全くもって一般的でない例えを頭に描きながら斜面を滑り降りたりする。

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先日、上司から、植物園のツイッターやフェイスブックをやろう、との提案があった。

当たり前になりつつあるスマートフォン、あれがあればやり安いだろうが・・・、

最近の若者のように(自分も若いが)、常時ケータイやネットに触れていたいわけでもないので、通信料の高いスマートフォンが欲しいわけではなく、また泥作業しつつ会社の電話をとるので携帯電話は傷だらけ。こんな状況でタッチパネルなど触りたくない・・・。

けれど、植物園の情報は伝えやすいだろうし、リピーターの方は気にして下さるだろうな・・・と利点も多いはず。

さて、どうなるやら。今後にご期待ください、なるか?

山麓の冬は、夏の高山

2011/12/30

白馬五竜スキー場、雪の状態も、お客様の数も、冬スタッフの人数も、年末となり最高潮を迎えています!

アルプス平ゲレンデとは、夏に植物園となるゲレンデですが、

今日で降雪2メートルを超えました。

 

そんな中で、エスカルプラザ内にスキー場とは隔離された空間があります。

外はスキー場、しかしここは植物が数多く育つ不思議な空間。

冬の私の仕事である受付業務の指示や段取りを整えつつ、

この場所で積極的に冬の間も植物を育て続けます。

真ん中や奥に並ぶ大きい葉は、全て種から育てた青いケシの苗。

レストラン部門では、毎日のように発泡スチロールのゴミが出るので、

それを育苗箱代わりに利用しています。

水がこぼれず、断熱効果もあるはずで、良い感じです。

メコノプシス・インテグリフォリア。

「青いケシの仲間」で、黄色い花が咲きます。

黄色いケシですが、青いケシの「仲間」ということで。

メコノプシス・ナパレンシス。

こちらも青いケシの仲間ながら、青くはないようで。

背丈は2mくらいにもなるようですが、開花にも長い期間がかかるみたいです。

メコノプシス・ベトニキフォリア。

こちらは正統派「青い」ケシです。

4月に種を播いたものが、半年ちょっとでこれくらいまで育ちました。

これからもまだまだ成長させていきます。

来年には、咲くか・・・? 答えは育て続ければわかるもの。

冬の間も葉の成長が旺盛なのがわかります。

この場所の気温は、

晴れた日は最高25度程度、

雪の降った日はおよそ10度。

ある意味、高山の気温に近い気がします。

ふと、自販機の上を見ると。

場所と日光を、自販機の廃熱を、最大限に回収すべく、

こんなところにも置いています。

こちらは、芽生えたばかりの青いケシ。

10月の終わりに播いた種が芽生え、最初の移植の適期を迎えています。

こちらは青いケシではないですが、このような小部屋に分かれたトレーにピンセットで植えていきます。

青いケシ以外のものも育てています。

芽生える様子や成長の過程がとても面白いものです。

芽生えたら移植し、大きくなったら鉢を大きくし、時期をずらして播いたが新たに芽生え、

その繰り返しです。

季節を狂わせ、操ることを目指すこの場所では、春咲きのリンドウすら咲いています。

日当たりの良い場所、

窓ガラスに近い寒い場所、

自販機の熱で暖かい場所、

暖房を入れてみようかと思っている場所、

様々な条件を読み取りながら、季節と植物のコントロールをどこまで出来るか、

そんなことに挑戦しながら、冬のスキー場で植物を育てています。

ちなみにお客様が覗き込むと、まずカモシカの骨が見えます(笑

この方が、面白いよね。

外から見るとこんな感じです。

光がよく入るということは、外からもよく見えるということです。

スキー場に訪れつつ、覗いてみてください。

平日の日中には大抵ここで作業をしているはずです。

 

それにしても、冬のスキー場施設でここまでしている場所は無いのではないか!

そんなことをひそかに自慢にしながら、冬の仕事を楽しんでいます。

父親の棚から拝借した一眼レフの新しいレンズを使って、ちょっと違った質感の写真を多めに載せてみました。

アルクマ

2011/12/27

信州のゆるキャラ、『アルクマ』。

クマなく歩く、ということらしいです。

そんなアルクマが白馬五竜スキー場にもやって来ました。

子供たちにも大人気で、囲まれて動けないくらいに。

アルクマ君と、高山植物を一緒に育てている・・・的な写真を撮ってみました。

制服が紅白色なのは、まあ色々あるのです。笑

大町山岳博物館の展示

2011/12/11

企画展 『くさばなの一生』

白馬村のとなり、大町市にある山岳博物館で、おもしろい植物の展示が行われています。

カモシカの像が迎えてくれます。

草花の生態をボタニカルアート(植物細密画)と分かりやすい解説、写真で紹介しているものです。

この展示ではボタニカルアートの原画も正面に飾られ、ふつうの博物館の展示より美術館のような雰囲気が出ているのが良いですね!

ボタニカルアートを製作した山田恭子氏には当植物園の図鑑の絵も描いていただいています。

植物ごとのタイトルが、興味を惹くもので面白いものです!

外にはコマクサの栽培圃場もあるのですが、冬なり地上部が枯れてしまったコマクサがみられました。

 

市立大町山岳博物館、白馬から関東、関西方面へ帰る場合には道中にあるもので、植物園に来られた際、帰りがけに立ち寄られるのも良いかもしれません。