GWの雨の日は、五竜のカデンツァ@めとろぽり子2026.05.01
それは今から10年前、長沢芦雪の仔犬図に一目惚れしました。
過去実家の犬も同じような、だらっと伸びた片足にしまりのない顔をしていて「時代は違えど変わらないものは変わらないのだな」と悟ったことがあります。
目に入れてもいたくない愛おしさというものは時代を越えて受け継がれてきた性質なのです。
こんばんは、年中無休の末端冷え性、めとろぽり子でございます。
終わりまで指折り数えるほどになった(多分)五竜スキー場、雨の降り続くパトロールベースからタイピングしています。
そうそう、みなさまもお待ちかね?
「桜の季節はもう過ぎたが俺がもう一花さかせてやるぜ」と桃色隊員が長い長い全国巡業から帰還されました。
キャビン搬器に刺さった桃色のblack crowsが全体のサチュレーションを200%上げているような感じ。
そんな桃色を乗せたキャビンは緑が生き生きとしてきた山に吸い込まれていきました。
まずは本日の基本データから一筆奏上。
天候はくもり、ときどき無念の雨、それにガス。
気温は8℃で数字より体感は寒い。
指先が終わる!!もってきた湯たんぽもベースに置き忘れるド抜けっぷりを披露したわたくし。。無念。。
雪面は水あとが生生しく残るしっとり系。
圧雪マエストロの創り上げたスロープからフィニッシャーのあとは消えてしまっておりますが、
なかなか滑走性の良い少しカタメの雪面でした。
板がそれはそれは走る。
今朝はしっとりと、ただ指のポジション移動と移弦が地味におおくて忙しい、メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲第一楽章で参りましょう。
昨日までの思い出(土や石)は匠の技にて上塗りされております。
が、それはそうと、コース幅は徐々に狭まり、一騎当千のテクニックが試される(とはいかずとも)タイトな回廊になっております。
さらに夏の高山植物園で使われるコンクリ通路などが顔をだしますと、ポールマークが増えていきます。
雨の日は雨音に滑走音が紛れてしまい、上からの気配に鈍感になりがち。
コマメに上を確認しながら、天気の回復を祈ってくださいませ。
カルタス隊員「アメハ、サイアク。デモ、コノウェアハ、トテモイイ」
今年新調されたノースフェイスのゴアテックスは仕事をしてくれておりました。
末端冷え性でも体の芯はまだあたたかい、、、にっこり。
そんな彼はいつの間にか日本語が流暢になっていて、黙々とキッズエリアのネットを立ててくれます。
こんな感じで少し日が差す場面もありましたが
次の瞬間にすっかりガス。
ほら、ゲレンデがこんなに白いではありませんか。わはは!!!
写真でも少し白みがかったフィルターで肌を綺麗に見せるのがいかに大切かわかりますね。
現在のゲレンデ幅を測ろうとおもいましたが、なかなか尺度がわからなかったので、
写真でご勘弁くださいませ。
西廻り周辺
11号まわり
その下
その下
う~~ん、我ながらわかりづらいですね、、
桃色隊員はこれまた新導入されたスノーシューを履いてガスの中巡回+歩数稼ぎ。どうも皐月に開催されるウォーキングイベントに参加しているのだとか。
わたくしたちは一度ゲレンデに出ればほとんどスキー板を脱がないので、ね。
それではわたくしもパチパチ雨を弾いてくれるウェアと共に巡回して参ります。
360前の階段もすっかり姿を現して。
AL1終点上でも硫安を撒いて雨の融雪にあがきます。
お昼近くなると雨は止み、西面の山々が洛中洛外図のように見え隠れしている様子がみれました。
これはワンチャン回復か?と思われるのが束の間、、、
13:40頃、白飛びしそうなフィルターが空中にかかると共に、ゴロゴロッという音が聞こえてきました。
そうです、みんな大嫌いなカミナリです。
その後カミナリ雲が南上してきており、落雷の危険性が高いと判断されたため、コースクローズとさせていただきました。
せっかくご来場いただきましたお客様におかれましては、大変ご迷惑をお掛けいたしました。
カルタス隊員が流暢な日本語で道案内をしてくれているのを眺めながら仮最終。
午後のゲレンデの様子を撮ろうと思っていたのでついでにコブウォッチング。
すごい、さすが職人の技。
天候も回復するかと思いましたが、本日は祈り敵わずそのまま終日クローズとなってしまいました。
無念、、、、!!!!!
それでも15:00にはアルプス平あたりの標高では雲が抜けて青空を見ることができました。
こちらも祈り敵わず五竜菱までは見せてくれませんでしたが、今シーズンはたくさんカッコいい姿を見せてくれたからね。
今日はゆっくり変顔とかして休んでいたらいいよ。
地蔵に登るカルタス隊員を待ちながら雲に興奮して。
雲を眺めていると、ふとした過去の出来事だとか、ぼうっと物思いにふけることができるのはわたくしだけでしょうか。
振り返れば、今シーズンは白馬五竜にとって55周年というまさにダイヤモンド・ジュビリーと言うべき記念すべき年でございましたね。
心配されていた積雪量のなかで、しっかりと5月に入ることができたのは不撓不屈の、言葉を借りるならあきらめの悪い人たちのおかげであり、やっぱり五竜で、と足を運んでくださったお客様のパッションがございます。
最近は冷え込む日がおおく、思わぬ雪の保全となったのも、これまた山の神のご加護であろうと感じたりしてみたり。
さて、そんなこんなでわたくしのブログ担当も今日で終了となります。
こんどは本当の終わりです。
最後は今シーズンを振り返りながらエドワード・エルガー「行進曲『威風堂々』第一番」を朗々と響かせながら締めたいと思います。
今年は去年ほどラッセルはできませんでしたが、地蔵にダッシュできました。
お声がけいただく回数もありがたいことに増えました。
筋肉がついてゴリラに近付きました。
処置を担当させていただいた方に「楽になりました!」と言っていただけました。
コブも圧雪も楽しめました。
後輩にレントゲンを見せてねとせがんだら若干引かれました。
美味しいお肉を食べました。
日々めくるめく変化する自然と向き合うことができました。
楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったこと、哀しかったこと。みなさまの今シーズンはいかがでしたでしょうか?
わたくしは全部かき集めて「今シーズンも雪山最高!」と叫びます。
終わりまで、あとわずかですが、私たちは最後の一秒まで、このゲレンデとお客様の安全を誇り高く守り抜きたいと思います。
シーズンが終わっても、次のシーズンインまでお怪我なさらぬように。
来シーズンの新雪バフバフになった白馬五竜スキー場で、元気な姿でお会いできることを楽しみにしています。
※もしレントゲンを撮ったら見せてくださいね
それでは、
ごきげんよう。
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本日の「ブル」? 書道がお得意な桃色隊員から。
ブル、、?なんと続くのでしょうか。
わたくしはダーツの中心のブルだと思ってました。
(カラオケもなんでも、高得点で締めたいですものね)





























