緩む雪、引き締まる心。@プリンス2026.02.22
皆様、おはようございます。こんにちは。こんばんは。新人パトロール隊員のプリンス隊員です。五竜のパトロールとしてこの雪山に立ち、早いもので二ヶ月が経ってしまいました。
朝の始業点検、今日はサンライズがありみなさん気持ちよく滑ってますね〜。しかし、私たち隊員はその楽しそうな姿を横目に山頂へ向かっていきます。
山頂に上がると、まだ誰もいないゲレンデに広がるこの景色は、何度見ても息を呑むほど美しく、そして少しだけ孤独です。
同じ山、同じコース。けれど、二ヶ月前とは見えてるものは違います。当時はただ「綺麗だな」と圧倒されていた光の反射も、今では気温、天気、雪質などを知らせるサインに見えたり、風の流れを感じる道標にも見えたり。『新人』という肩書きの裏側、少しずつですが、私はこの雪山の五竜パトロールの一員になれてきている気がします。
朝の冷え込みがうそのように、時計の針が9時を回る頃には、ゲレンデの上部でも雪質がガラッと変わり始めました。空から降り注ぐ陽光が、雪の表面を優しく、けれど着実に溶かしていきます。さっきまでエッジが弾かれるほど硬かったバーンが、少しずつ緩くなり、板が吸い付くような独特の感触に変わっていました。滑り手の皆様にとっては春の訪れを感じるような心地よい雪質かもしれませんが、私からしたらアキヤボートを引く際に板が持っていかれないかとてもとても心配でたまりません。
ふと顔を上げると、ゲレンデには朝早くから沢山のゲスト皆様の姿が。色とりどりのウェアが真っ白な雪面に広がっていく光景は、まるでキャンパスに自由に色が塗られていくようです。雪が緩み滑りやすくなると同時に、コース上の密度も一気に上がります。皆様の楽しそうな歓声が聞こえてくる一方で、私の頭の中は「誰か止まっている人はいないか」「けがをしている人はいないか」「死角に誰かいないか」などと、フル回転。そんな中でもグローブを脱ぐと、吹き抜ける風が少しだけ湿り気を帯びているのを感じました。五竜の冬が、ゆっくりと次の季節へ進もうとしている・・・・。そんな変化を肌で感じると自然に頭も活性化します。
皆様、明日も最高に楽しい、そして何よりも安全な一日を。エイブル白馬五竜にて、ご安全に!









