氷上の映え円舞曲@めとろぽり子2026.02.17
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」のように牛乳を注ごうとしてもなかなか綺麗な糸は引けません。
こんばんは、めとろぽり子です。
朝イチのキャビン駅舎には、tonbei先輩の朗々たる歌声が若干のハウリングという天然のエフェクトを伴って響き渡ります。
抹茶隊員「とんべ、朝からぶっち切れるのすごいなぁ、本当にすごいと思う」
わたくしもそう思う。カラオケ店員が飲み物を持ってきてもマイクを離さず歌い切るタイプなんだろうなぁ、、
隣のプリンス隊員がそっと慈しむように扉を閉め、てくてく黒メット隊長を見送って、
さあ、本日もメトロポリタンなパトロールの幕開けです。
朝日が刺すように放射冷却の白馬の空を貫き、上空は吸い込まれそうな紺碧の空。
良い天気だなぁと独りごちる足元の雪面はといえば、鉄板のごとき硬度。
まさに「抹茶はどんどん、心はズンズン、底はガチガチ、滑ればバチバチ」なアイシー・パラダイス。
朝日に駆け出すパトロール。うん、映え〜(語彙力の欠如)。
わたくしは独り、脳内にヴィヴァルディの「弦楽のための協奏曲『田園風』第1楽章」を奏でて優雅に参りたいところですが、場内一長いロープ&ポールのケア担当なので、ガンダで行きます。
今朝の気温はマイナス6度。
風もなく穏やかな幕開けでしたが、ゲレンデのコンディションはなかなかにツン強めです。
昇温で若干融雪するか?と期待しましたが、なかなかそうも行きませんね。
表面には粉糖のような薄雪の化粧が施されていますが、その下はガチガチのアイスバーン。
圧雪部隊の皆様による、玄人技によって、表面上は素晴らしい仕上がり。
しかし、未圧雪エリアは少々厄介。
雪の下に隠れたジャガイモたちは春の訪れを待つ農作物のごとく甘くなりそうですが、滑り手にとっては極めて辛口(激辛)な展開が予想されます。
う〜ん、映え〜〜〜〜
なんだか知らないけれど心がウキウキするのは、きっとお天気のせい。そうしましょう。
ゲストの皆さまもウキウキのご様子。
良いですね~~~~~~
五竜菱もお目見えです。
こんな心踊る日に何をするかと言えば?
そう、アキヤ(ボート)のトレーニングです。
贅沢に多忙の黒メット隊長が指導官になってくださいました。
去年からわたくしもアキヤ要員として出動していますが、今年は検定のために1人引き技術取得を目指します。
映え~~~~~~~~(???????)
検定では体重の似た人を乗せるのがセオリーらしいですが、現場ではそうも言っていられないことを想定し、とりあえず隊長を乗せていいもりゲレンデ丸山を滑り……滑……ぐぬぬぬぬ。
なぜ。なぜ曲がらぬのだ、我がアキヤ……
急勾配で板を横滑りさせる「真下(ました)」はできても、アキヤと共に美しいシュプールを刻むのは、日頃の2人引きとは全く別次元の感覚。
初めて自動車のハンドルを握った”操りさせられてる感”が湧き上がって参りました。
唸れ私の広背筋!震えろ私の大腿四頭筋!
毎回毎回筋肉を震わせているような内容で心苦しいのですが、ちゃんと筋肉あります。大丈夫です。
五竜では普段は「2人引き」という、文字通り2名の隊員で搬送する手法をとっておりますが、海外の広大なスキー場では1人引きが主流の地域もあるとか。
当スキー場のアキヤとは形状も違いますが、エキスパートコースを1人引きで下りるなど今のわたくしには逆立ちしても無理ゲーでは?と弱音を吐、かない!!
過去先輩方もチャレンジしてきた検定、わたくしも合格に向けて頑張ります!
黒メット隊長「人が多いなぁ、、、平日だよな??」
アキヤは各所にデポ(格納)されており、我ら隊員はそこから現場へと急行します。
そうそう、ロープトレーニングも欠かさずにね。
五竜パト隊員にはロープのエキスパートがたくさん在籍しているので、贅沢な環境なのです。
さて日中は昇温しましたが、陽が落ちると一気に牙を剥くのが山の常。
これから一週間は、レイヤリングが命となります。
体温調節に自信のないわたくしは、ボーイスカウトの教訓「備えよ常に(Be Prepared)」を胸に、インナーの選択に全霊を捧げる所存です。
予備のグローブ、予備のネックウォーマー、忍耐の心は備わっている。
ハイシーズンはウェアの下に6〜7枚、最近は4枚だったけど増やそうかしら、、、
ダイナミックコースは、相変わらずのガチガチ・アイスバーン。 中級コースという肩書きに騙されてはいけません。
ここを攻略するには、「エッジの信頼」と「心の強さ」をゴリュウ・ダンジョンで手にいれる必要がありますね。
しかし! 氷の季節の次には、あの季節がやってくる……!
さあ、皆様、ご唱和ください。
コブ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!
山びこ「…コブ…コブ…」
ミラノ・コルティナオリンピックでは富高選手が女子4位、堀島選手がシングル・デュアルで銅・銀メダル獲得、おめでとうございます。
今年の春も、ワールドモーグルのような熱いイベントが開催されるのか……?
毎日公式HPをリロードしすぎて、指先が腱鞘炎にならないようご注意ください。
本日はコブ調査隊として巡回してきました。
テク: 硬め・浅め
6号下: 硬め・深め
雪がザブザブになれば、上手くなった錯覚という名の魔法にかかれます。
縦に落としても怖くない。アキヤも怖くない!!(これは嘘)
そんなこんなで最終の時間です。
一日を通して白馬の山々がくっきり見える時間がつづき、ゲストの皆さまのカメラロールを圧迫したことと存じます。
本日もたくさんのご来場、誠にありがとうございました。
「本日は大変アイシーです!」の声掛けと共に、お客様を誘導していきます。
今日のような雪面状況の際には、ぜひ時間と心に余裕を持ってお楽しみくださいませ。
北面の陰には、昼間の太陽から逃げ延びた雪が、滑りやすく雪溜まりがあったりして
「なんちゃってパウダー」の感触に心湧き上がりながらスウィープ、スウィープ。
ディープなおパウダーを踏むことは今年は叶いそうにないなぁ、、
ともあれピッカリン五竜は、今日も平和に幕を閉じました。
明日も怪我なく・病気なく・安心安全でゲレンデを楽しみましょうね!
お待ちしております。
それではごきげんよう。
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今日の「束の間の黄昏抹茶隊員」の写真でお別れです。
ぽて。



























