皆さん今晩は枯木です、猫の日の前日の雨の水曜日いかがお過ごしでしょうか？

本日の五竜は３日連続の雨、気温も高めで推移し昨日までの流れ通り融雪が進みました。この時期に３日連日の雨は枯木には記憶がなく、ゲレンデは３月下旬の様相です。

これだけの雨量の日が３日も続くと流石に嫌気がさしてきます、巡回から帰るたびにずぶ濡れになったウェアを干し、手袋を雑巾のように絞り次の巡回に備える。両手は風呂上りのようにふやけ、アンダーウェアはしっとりとした状態が続き不快指数はMAXです。ボブ・マリーは「雨を感じられる奴もいれば、ただ濡れるだけの奴もいる」といったそう（トンベイ君談）ですが、枯木はそこまで達観することが出来ず、「どもならんな」「どもならんな」と呟きつつの巡回となっていました。今年は残念ながらこのままでは、ゴールデンウィーク最後までの営業は無理そうですし、とおみゲレンデに至っては３月中旬までもつかどうかといった状態です。なんとか寒気に頑張ってもらって雪を降らせてほしいのですが、昨日発表になった３カ月予報をみると期待できそうにありません。

手袋は一日中濡れた状態で、替えの手袋もあるのですが、すぐ濡れてしまうので結局終日同じ物を使いました。

テレキャビンからゲレンデを見てもどんよりとした風景が広がっていて、皆さんに五竜スキー場からの素敵な写真をお届けしたいのですがしばらくはこのような写真ばかりになってしまいそうです。

ダイナミックコース脇のクラックが広がってきました。例年なら大汗をかきながら埋める作業をするのですが、今年は雪があまりにも少なくて埋めるまでもなくそのままにしてあります。こんな所は少雪のメリットの一つかもしれませんが、毎年この様な状態ですとスキー場の営業にも影響が出てくるかもしれませんね！

ツリーランエリアの”Y”地区ですがご覧の様に切り株が出てきてしまいました、コース閉鎖にはしていませんが細心の注意を払って滑走してください。

そんなこんなでずぶ濡れになりながら巡回をしていたら、気が付けばもう最終です。今日はこんなコンディションで尚且つ春節も終わってしまった為か、ご来場のゲストは少なめでした。いつもよりも順調にSKY4終点で皆と集合していると（SKY4の最終乗客が到着する前に最終パトロールが終点に着くと一旦そこで最終乗客を待つため全員集合となります）さらに容赦なく雨が我々を打ち付けます。

雨の中ジーン・ケリーばりに傘のかわりにストックを持ち、軽やかなステップで踊ることが出来たならボブ・マリーのような心持になるのでしょうか？

I`m singin` in the rain.Just sing in`the rain.

と頭の中で歌詞がリフレインしているのでした。

見せばやな　雄島のあまの　袖だにも　濡れにぞ濡れし　色は変はらず