今欲しい工具は電動カンナの黒メットです、こんばんは。

 

昨日、一昨日に引き続き、今日も晴れ。

五竜岳の雄々しい姿が勇ましいですね。

 

しかし、春霞のもやっとな空模様。

巷で話題の黄砂のせいですかね。

山肌も薄黄色というか、薄ピンクというのか、純白ではないですね。

でも、春の陽射しは強く、減光したりしないと雪は真っ白に映っちゃいますね。

 

太陽高度が上がるにつれ、朝は硬めだった雪面もどんどん緩んできて、

またザブザブザラメ雪になりました。

 

個人的には放射冷却で固まった表面が緩み始めた頃の

ザラメ雪の雪質ってけっこう好きですね。

なお、この雪質の消費期限は一日の中で非常に短い時間なので、

出会えたら大事に滑っております。

 

ザブザブザラメ雪も水の上を滑っているみたいだと思えば楽しいのですが、

滑るのにさすがに力が必要で疲れちゃうので、

連続で滑り続けるのはおっさんには辛いですね。

 

でも、こんな時はコブが楽しい。

でもでも、これも足にくるので、適度に休憩をはさみましょう。

 

僕は基礎やフリースタイル、バックカントリー、レースなどのカテゴリーは、

なんでもつまみ食い派なので、その日の雪質で楽しみ方を変えるのですが、

競技をされている方はそうも言っていられないので、

競技をしやすい雪質や雪面を求めますね。

 

そこで登場するのが、硫安さん。

正式名称は“硫酸アンモニウム”さんです。

この物質を雪面にまくと…

あら不思議、

ザブザブの緩い雪もカチッと締まった硬めの雪面に。

 

ポールをくぐるレース系の競技や、

アイテムで飛んだり跳ねたりする競技をする方には、

おなじみの魔法の粉です。

 

本日行われたジュニアカップでも大量に散布されました。

硫安のおかげでこんな気象の日でも大会が出来るのです。

科学の力はすごいですね。

 

あ、選手の皆さん、観戦に来た皆さん、大会スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 

また、コースセパレートでとおみゲレンデが狭くなってしまいましたが、

ご来場された皆様のご理解ご協力ありがとうございました。

 

 

さて、この硫安さん、いい事ばかりではありません。

硫安さんが付着した滑走用具をそのままにしておくと、

あら不思議…道具が腐ります(金属部が錆びます)。

 

実はリフトの乗り場や降り場でも雪面維持の為、硫安さんを使用しています。

春スキーの後は道具を洗うことをお勧めします。

ウィンタースポーツは道具あってのスポーツです。

道具を大事にすることはケガの予防にもつながりますよ。

 

 

さてさて、連日ブログで触れられているので、

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、

本日3月31日で今シーズンの勤務が終了となってしまう隊員が多くいます。

 

シーズン開始から今日まで大きな事故が無くやってこられたのも、

彼らのおかげと言っても過言ではありません。

みんな、お疲れ！ありがとう！

 

明日から、パトロールなどのスタッフの頭数はだいぶ減ってしまいますが、

ゴールデンウィークまで五竜スキー場の営業は続く予定です。

（雪があればですが…。）

 

これからもどうぞよろしくお願いします。