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北風小僧の牛乳@黒メット2021.01.31

携帯食にはフルーツグラノーラとトレイルミックスをナルゲンボトルに入れる黒メットです、こんばんは。

 

今朝は昨日から居残りの北風小僧がご機嫌斜めで、

夜の間に雪をそこらたじゅうに運んだおかげで

急遽の雪崩管理作業から始まりました。

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エイやエイやと雪崩れ切り作業を終えてウッディーコースに出た時の一枚。

朝日がまだ眩しかったです。

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始業予定時間頃、パノラマコースにはまだ居残り小僧が雪煙を巻き上げておりました。

圧雪車チームもギリギリまで作業してくれましたが、

小僧の落とし物(吹き溜まりなど)が各所にありましたね。

それと、一部リフトが強風で運転開始が遅れてしまいました。

北風小僧のお茶目と思ってご容赦いただけると幸いです。

 

9時頃には風のご機嫌も落ち着いてきて、アルプス平の各リフトが続々と運航開始。

メインの圧雪されたところは乾いた雪で滑りやすかったです。

…が、風が止んだと思ったら、雲が…霧が…もやもや。

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牛乳や甘酒の中を泳いでいる時の視界ってこんな感じなのかしら、

ってくらい真っ白け。

とおみゲレンデまで出ると視界が抜けますが、

見上げるとそこには驚きの白さの雲の国が見えます。

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せっかく乾いた冷たい粉雪を楽しめるかと思ったのに、

視界が悪ければ、いまいち楽しめませんよね。

「視覚に頼るんじゃない、感じるんだ」

なんて少年マンガみたいな言葉が頭をよぎりましたが、

僕は見えないものは見えないし、感じた勘は外れる凡人でしたわ。

 

超人以外の方は、

こんな視界の時は大人しく下部ゲレンデで滑るのが吉ですよ。

 

こんな時は雪山を楽しむ視点を変えてみましょう。

 

吹き溜まりの断面を見ると幾重にも重なった雪の層。

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ミルフィーゆき。北風小僧の落とし物ですね。

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小僧の落とし物その2。シャッターにへばりついたレースカーテン雪。

 

他にも珍〇景はありまして、

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なぜか毎年茶色の氷柱が出来る場所があったりします。

べっこう飴かしらね。

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その氷柱の下には、寒さに耐え小さな氷柱を従えてもわずかに緑を残す苔が春を待つ。

 

と、まぁ、

滑走感以外にも非日常を味わえるのがスキー場のいいところだと思います。

皆さんも自分の珍〇景を探してみてください。

 

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ボキボキと心が折れてしまう様なこともありますが、

寒さに耐える苔を見習って、よき日が来ることを待ちましょう。

明日があるさ。

 

 

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