猫派でもなく野鳥派の戌年の年男な黒メットです、こんばんは。

 

2018年、お正月三が日の最終日。

箱根路で大学生の復路の熱い戦いが始まった頃、
信濃の国の白馬村は五竜スキー場では、
雪崩管理作業というパトロールの戦いが始まりました。

風雪ともに強く、まさに吹雪。
新雪は低温もともなって粉雪なれど、
風で結晶が砕かれ密度高めで積もっている感じでした。
標高や斜面向きによって積もり方が違い、
どこで雪が動き出すか解り難く、雪崩予測は難しいなぁ、
と改めて思い知らされました。

そして、今日は今シーズン初めてと言っていいほど、大きめに雪崩れました。

厚みは30～60cmほど。ゴンドラ乗車中にも破断面がくっきりと確認できました。

人力でも雪崩れましたが、今日は雪崩管理用花火ACEの効果が大きかったです。

今日はなかなかにシビアなコンディションでした。
ゴンドラの営業開始が遅れてしまいましたが、
もろもろの安全確保のためです。
ご理解いただけたら幸いです。

 

さて、本日のアルプス平は強風。
アルプス平の全リフトは終日運休となってしまいました。
残念無念。

今日は風速よりも、舞い上がる雪煙が曲者でした。

ホワイトアウトするわ、滑走痕はすぐかき消されるわで、
風が吹くと雪面の凹凸なんてさっぱり。

風が止む時もあるはずなので、
ホワイトアウト中に無理に動かないのが賢明ですよ。

 

まぁ、正月のゲレンデといえば、にぎわうもの。
去年、一昨年の賑わいに比べれば大人しく感じますが、
それでも十分混雑してました。

人が集まれば必ずと言っていいほど起こるのが、“迷子”。
そうそう、みんなつい忘れがちですが、スキー場は“雪山”です。
スキー場での迷子は一歩間違えば“遭難”です。

・吹雪の時は初～上級のコースレベルは一段上がるもの。
・大丈夫“だろう”で行動はしないこと。
・待ち合わせ場所と時間を決めておくこと。
・携帯の充電は十分にしておくこと。

心のノートにメモっておいてもらえるとありがたいです。

 

さてさて、ニュースではＵターンラッシュのピークを伝えていますが、
明日からは混雑も落ち着くのでしょうか。

アルプス平の上部は手付かずの新雪が残っちゃってますが、
テンション上げすぎてケガや事故が無いように願っております。

明日の五竜は雪質はバツグン！…のはず。
でも、吹き溜まりと風に叩かれた雪には要注意です。

 

追伸

神城コース、はじまりました。最上級者専用です。

看板のオープン・クロースを確認したうえで、ご利用くださいね。