パトロールブログPatrol

準備作業は眠らない@GAN.2017.01.31

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昨日から一転やや冷え込みのきつい冬の朝、陽の光も眩しく綺麗。朝一番のゴンドラ搬器内はほんのり暖かく感じられ、「エネルギー充填完了」そんな気持ちになりました。昨晩の雪は予報通り約30cm本日も営業開始前にはテストスキーを行いコースの安全確保を・・・

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作業はゴンドラ線下の両サイドの急斜面を中心に行いました。

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もちろん通常時のコース点検もテストスキーに干渉しない範囲で同時進行

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点検に入る前は昨日からの気温、また天候の変化雪の状態を頭に入れ「やや警戒心を高く持って作業を」と思いながら作業開始。しかし1500m程度の高度ではまだ雪が重いところが多く人力では大きく雪が動く所はなく小規模な雪崩を発生させる程度にとどまり作業を終了しました。

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さてテストスキー(雪崩を人工的に起こす作業)時、ウッディーコース上部には雪崩が作業により発生しコース上にその雪崩の末端が出てしまった時のコース自体の荒れを整備する為圧雪車が基本待機しています。この待機車両はテストスキー終了後オープンしたとおみゲレンデを短い時間ですが走行して下山させる事がどうしても避けて通れず前夜山頂で圧雪作業をしていたオペレーターとパトロールが走行する圧雪車を囲みゆっくりと下山。こんな風景が降雪翌朝の五竜の定番なのです。もちろん走行中の車両には近づかない様ご協力お願い致します。またこの走行を取り囲みながら歩哨をしているスタッフは大きな声で移動勧告をしたり大きなそぶりで「離れて的な」警告をしたりするのでこの点も「全ては安全確保の為」とご理解頂ければ幸いです。

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本日のコース状況はといえば

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湿った昨日の雪面に新しい雪が積もりその雪は標高により重さや量がだいぶ違う変化に富んだコンディション。

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また昨日の湿り気は、いろんなモノを凍りつかせていろんなものがパリパリ、コースでも固い雪やわらかい雪入り乱れていたようです。

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朝方の太陽もアルプス平上部には届かなくなってしまう時間も多くなってしまい、こちらも変化が多い1日・・・自分はそれ程滑りにくさは感じなかったのですが、楽しんで頂けたでしょうか?

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さてそんな1日も無事営業終了を迎えようとして静けさが漂います。

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もちろんナイターは絶賛?稼働中なので完全終了はまだですね・・・・・・しかしスキー場は眠らない。ナイター照明が消え営業が終了してからフル稼働している降雪部隊、明日の一本をより気分良くまた安全に滑走出来る様圧雪チームが稼動をしているのです。特に圧雪部隊はその時の天候状況により作業の時間も変化させ明日に備えます。又斜度のある上部のコースではワイヤーをゲレンデ上部で固定、ウインチ車両を使用しながらゲレンデを綺麗に仕上げていくのですがこのワイヤーにはとんでもない負荷がかっていて、まして距離もコース上から下までと長く作業者からは到底見えない箇所でもワイヤーが動いている危険な状態に・・・もちろん営業終了後の誰もいない状態でなければ決して出来ない作業を行っているのです。しかし最近山岳区から時間を考えていないような下山、進入、夜も暗いうちからコースを利用しての上山・・・そんな危険作業が営業終了後にフル稼動している事はしらないのかもしれないですが明日の為の準備は入場を当然禁止して行なう理由がしっかりと有るという事を、場内をどんな理由であれ利用される方々は知っておく、知らなくてもルールは守る・・・是非ご理解ご協力お願い致します。

ではまた明日

 

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