卯月の雪の波の日@黒メット2019.04.04
水族館では一般的に気持ち悪いと言われる生き物ばかり眺めている黒メットです、こんばんは。
本日は降雪無し。
4月では当たり前の事がようやく起きました。
でも、気温は4月らしく無く、ピリッと冷えた朝でした。
降雪はありませんでしたが、昨日の風による雪の移動や、
今後の昇温や雨に備えて、
今日も雪崩切り作業を行いました。
乾いた雪煙が上がる瞬間も有りましたが、
基本的にはウインドクラストやサンクラストのバキバキの雪面でしたね。
幸い大きく雪崩れることなく作業は終了。
しかし、このクラスト達の滑りにくいこと、この上なし。
作業エリアから脱出するのも一苦労。
さらにスノーブリッジも落ちかけて、某隊員も落ちかける、と。
「猿も木から落ちる」ように、「パトもコテンと転ぶ」こともありますので、ご容赦を。
さて、始業点検も終えて、いざ営業に入ろうかとしたら、
今日も風がビューっと…。
雪煙が舞うわ、旋風が出るわ、ということで、
アルプス平のリフトは一時運休や減速・断続運転となっていました。
この風もお昼すぎには落ち着き、
春の日差しも全開で照らしてきました。陰影もくっきり。
…が、意外と雪温は上がらず、総じて締まった滑りやすい雪でしたね。
アルプス平もとおみゲレンデもパッと見ると、
ハイシーズンのようにキレイです。
まだまだ楽しめそうです。
さて、楽しみといえば、週末のマウンテンウェーブというイベントに向けて、
「ウェーブ」の造成がとおみゲレンデで始まっております。
モリモリと雪を盛ったので、セパレートさせていただきました。
コース幅が狭くなっていますが、ご了承下さい。
また、地形パークは整備のため明日も終日クローズとなります。
「ウェーブ」といえば、波のような雪の壁を滑る遊びですが、
アルプス平には雪の波のような造形物があります。
吹き溜まりに、
シュカブラ。
おまけで、雪庇のウェハース状の層構造。
風は厄介者でもありますが、
こんな面白いモノを見せてくれるのも風のおかげ。
仲良くしていきましょう。
明日は夕方に向けて天気は下り坂だそうです。
午前中が勝負かなー、アルプス平はまだ雪質良好ですよ。(圧雪面はGOOD、非圧雪面はガタガタBAD)
本日はおまけで、雪崩防止柵の氷柱の群落の写真を。
こんなのが見られるのはパトロールの役得ですな。