皆さん今晩は、枯木です。４月最初の週末、如何お過ごしでしょうか？

今朝のテレキャビンとおみ駅前の写真ですが、雪がありません。まるでゴールデンウィーク前半のようです、昨日のブログでもお知らせしたようにエキスパートは雪不足の為クローズしました。

エキスパート入口です。この写真だけ見ると雪があるように思えますが、この向こう側は地面がみえています。

本日、グランプリコースではクラウン・テクニカルプライズの検定、とおみゲレンデではスノーボード指導員検定が行なわれました。

ただでさえ雪不足でコース幅が狭い所に、コースセパレートしました。一般のお客様には窮屈なゲレンデになってしまい大変ご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで恙無く、両検定を終了することができました。心よりお礼申し上げます。

午後からは雲も多くなり、最終時には雨も降り出しました。今晩はまとまった雨が降りそうです、下山コースはかなり厳しい状況になるでしょう。ただアルプス平はまだ十分雪があるので、まだまだすべり足りない方は五竜スキー場に足をお運び下さい。

 

さて本日をもって、枯木の今シーズンの任期終了となりました。先回のブログにも書きましたが、今シーズンは雪不足、テレキャビンの火災、そして自身の怪我と不本意なシーズンとなってしまいました。

そこでアンジェラ・アキさんの歌に倣って自分に手紙を書きました。

 

拝啓、五十六の君へ

君は五竜パトで一番体力があるということが出来るか？

君は怪我をしない頑丈な体か？

君は万が一怪我をしてもすぐに治せるか？

君はアル１終点から地蔵のケルンまで２分切って登る事ができるか？

そして愕然とするのです。全て”否”なのです。

最終の時、法政小屋横から見た頚城の山々です。山々は１０年前と同じ姿を見せてくれていますが、１０年前の自分と今を比較すると、またまた愕然としてしまうのです。

 

もののふの　八十をとめらが　汲みまごふ　寺井の上の　堅香子の花

いまの五竜は正にそのような、春なのですが枯木は次の歌のような心境なのです。

もののふの　八十宇治川の　網代木に　いさよふ波の　行方知らずも

今シーズンも拙い文章にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。それでは皆さんさようなら。